南アフリカ2日目。
この日は南アフリカに来た最大の目的でもあるバスツアーの初日。

20日かけて南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエを周るバスツアー。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

日本人、というか白人以外の参加者は僕一人だった。
皆の英語スピードについていくのが精一杯で萎縮してしまう自分。

バスに乗り込んで、最初に向かった先はスーパーマーケット。
食料と水を買うためだ。

バスはケープタウン中心部でなく、郊外の高級住宅街にある総合ショッピングセンターへ向かった。

そこは市内とは別世界だった。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

めちゃくちゃ綺麗な建物の中に世界中のブランドから銀行から生活に必要な設備が全て整っている。
何より、そこに来ている客の半分以上が白人。南アフリカの人口比率からは考えられない割合。

実際にここに来るまで、南アフリカは黒人の住む豊かな国だと思ってた。
でも、違った。
少数の白人が経済を握り黒人が住む国。そんなイメージ。

今まで見た中で断トツで一番の経済格差。
地域によって人種の割合や生活レベル、そして治安が全然違っていて住む世界がきっちり分けられている。
ブラジルでも同じようなことを感じたことがあったけど、レベルが違った。

ストリート一本で全然違う。警官の配備数が違う。メインストリート以外の治安は捨てていたりする。

経済の強い所もほとんど白人が握っているイメージ。
スーパーに来ているのは白人でも、働いているのは黒人だ。

僕は格差はあっても良いと思ってる。努力して結果を出した人や、運の良い人が豊かな生活を送ることが出来るのは素晴らしいことだと思う。
それを否定するのは単なる妬みだとすら思う。

でも、豊かな生活の通り一本向こうに物乞いをしないと生きていけないレベルの貧困がある。
例え格差はあっていいとしても、この貧困はどうにもならないものなんだろうか。

僕は物乞いは全員無視してる。ちょっとでも隙を見せた瞬間に何かされたり、サイフを出した瞬間に持っていかれたりするリスクがあるからだ。
でも、そうやって誰からも見て見ぬふりをされる、透明人間みたいな人生を送る人がいるのってどうなんだろう。

これが正しいとか正しくないとか、仕方ないとかそうじゃないとか、僕には全然分からないけど、凄く嫌な気分だ。どうにも割り切れない。

買い物を終え、バスに再び乗り込み、ひたすら道を北上していった。

初日のキャンプ地に着いてから、テントを張ったり、ガイドについてもらって周囲を散策したり、サソリを見たりしたけど、正直午前中の事がずっと頭に引っかかってあまり集中できなかった

本当はどうあったらいいんだろう。
ずっとずっと考えてたけど、答は出なかった。