3時間程寝て窓から外を見ると、ちょうど飛行機がアフリカ大陸の上空に差し掛かる所だった。
人類発祥の地、アフリカ大陸の夜明けにちょっと感動。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

飛行機から見てもどこまでも砂漠が続いて、見渡す限りの、という表現がぴったりの風景。

ぼんやりと青白く光る地平線が綺麗過ぎて、なんか別の星に来たみたいだった。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

内陸部に入っていくにつれて人間の手が入っている地方になると、いろんな土地が四角く切り取られていてすぐ分かる。

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空からだと日本の田んぼを見ているみたいに見える。
ただ、こっちの四角は赤茶色で一つ一つが馬鹿でかい。

きっとこうやって、人は世界中で自然を切り取ってきたのだと思う。良い悪いは僕にはちょっと分からない。


途中、渓谷のような所に雲がかかっているのを見て、その時初めてこの大陸にほとんど雲が無い事に気付いた。
見渡す限り雲の無い土地。完全に自分の想像の外の世界だった。

空港に到着してから、係の人にいちゃもんをつけられたりいろいろあったけど、ネイティブの英語にまだまだついていけないことを痛感。
英語の通じない国だと、自分が物凄く英語を喋れるように錯覚するけど、本当に理解し合ったりビジネスの場で戦っていくには全然足りていない。
もっと基準を上げていかないと。


ヨハネスブルクの空港はいままで自分が見た中で一番綺麗で設備の充実した空港だった。

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ワールドカップに備えて新しくしたのが大きいと思うけど、3Dテレビまであって驚いた。


治安世界最悪で有名なヨハネスブルクだけど、さすがに空港内で危険を感じることは無かった。
この日は経由だけですぐケープタウンに向かったので、市内へのチャレンジは無し。

ケープタウンの空港から外に出て、ブラジルに来た時とは違った空気の違いを感じた。ここの空気はどこか乾いている。

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バスでケープタウンの中心に移動して宿を決めた後、ボルダーズビーチにケープペンギンを見に行った。
ケープタウンは他にも行きたい所がたくさんあったけど、一つ選ぶとしてペンギンの魅力には勝てなかった。
電車とバスを乗り継いで片道2時間。

ついた頃には夕方になってしまっていたけど、ペンギンは最高だった。
ちょっと味も気になったけど。。。おいしいのかな。

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出発が遅かった分、帰る頃には真っ暗になってしまった。
気付くと周りはほぼ黒人。白人がほんの少しいて、東洋人は僕一人だけ。

電車の中もラクガキが多く、かなり雰囲気が悪かったけど、真っ暗になった市内はもっと酷かった。
通りによっては本当に人通りが無い。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

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正直そこから宿までの道のりはめちゃくちゃ怖かった。

南アフリカでは物乞いがガンガン話しかけて来る。それもなかなか諦めない。
人口比はほとんどが黒人で、白人とインド系が少し。ケープタウン市内へ来てから自分以外の東洋人は見ていない。
街の何処へ行っても視線を感じる。今まで感じた事のないレベルのアウェー感。

ベトナムでも似たような感覚はあったけど、レベルが違う。体格が自分より小さい人がほとんどだったベトナム人に比べ、黒人は体格が大きい。はっきりいってめちゃくちゃ怖い。

人生の中でこれ程自分がマイノリティであることを感じたのは初めてだった。

なんとか宿に戻って、もう一度食事を取りに外へ出た。
安くて空いてる店を探しているとインド料理中心のファーストフード店を見つけた。

環境起業家フジオの軌跡~世界を理解する旅編

南アフリカの物価は安い。もちろんベトナム程では無いけど、ブラジルと比べても安く感じる。

そこにホームレスらしき人が入って来て、恐らくだけど物乞いで得たお金で料理を注文した。ボロボロの紙幣を店員に渡してテイクアウト。
帰り際にデザートのコーナーをじっと見つめる彼を見て思った。

これってなんかおかしくないか?

僕は運命という言葉は嫌いだし、自分の人生は自分で決めていくものだと思ってる。
でも、僕が彼と同じ遺伝子に生まれて彼と同じ環境に育ったら、間違いなく彼になっていた。

自分でもまだ整理できていないし、うまく説明できないんだけど、すごく複雑な気持ちだった。

この帰りにも宿から締め出されるトラブル(これは宿のシステムを勘違いしていた僕のミス)があって、マリファナの購入を持ちかけられたり、物乞いにひたすらつきまとわれたり、とにかくひたすら怖かった。


自分を守ってくれる宿の鉄格子が本当にありがたく思えた。