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今回は、閲覧注意です。
心して見て下さい。
弊所が敷金返還や高額請求、管理会社のやり方などの相談を受けていて率直に感じることがあります。
それは、管理会社や貸主は借主さんを舐めてるということです。
勿論、意識的にやってる管理会社や貸主もいますが無意識に借主さんに対してやっている管理会社や貸主も多いのです。
私の長い実務経験の中から本当にあった怖いお話をしたいと思います。
大手法律事務所(弁護士事務所)にいた時に敷金返還請求の依頼をしてきた方がいました。
その方は、入居中から問題を起こすような方で家賃滞納、隣人トラブルなど社会性のない方で貸主さんも手を焼いていたと思います。
その方が漸く、新しい職が決まり、その会社の寮に入ることになったため、退去となり貸主さんもホッとしたと思います。
しかし、退去後に預けている敷金だけでは足りず、追加で原状回復費用を請求されました。
その請求に激怒した結果、貸主さんに執拗に返金請求をしていたら、貸主さんが雇った弁護士さんから内容証明書が届いたので相談、依頼となりました。
当時、事務所の原状回復査定を担当していたのは管理会社をはじめ賃貸不動産業界歴がある職員が算出した原状回復費用は貸主さん側の弁護士さんが請求してきた半分以下でした。
その結果を報告すると「ふざけやがって!」とお怒りの様子だったそうです。
その査定結果を書面化し、作成は事務所の職員である司法書士さんが貸主さん側弁護士さんに発送しましたが、弁護士さんは「実際に原状回復工事がかかってるのだから。」と一切認めてもらえませんでした。
その報告を依頼者さんにしたら、「分かりました。」と言って電話を切られました。
その数日後に依頼者さんから書面が事務所に届きました。
内容を見て愕然としたのを今でも覚えています。
「先生、職員の皆様、ありがとうございました。これからは私と貸主との問題です。これから貸主と弁護士を〇しに行きます。いつ死んでもいいと思ってます。刑務所に入る覚悟もあります。お世話になりました。」
その方の末路は当時ニュースになりました。
実刑で刑務所に入りました。
次のお話は、私が大手不動産会社の賃貸管理部門で指導していた時に、新卒2年目の女性若手職員が、退去後に原状回復費用を請求したところ、借主さんからクレームが入りました。
その退去者は入居中、室内でタバコを吸っていて、原状回復工事業者の方より壁紙全貼替に加え室内全体のヤニ落とし及び消臭や消毒など契約書等に記載のない請求を退去者に送ってしまったのです。
届いた日に、担当の女性職員宛に抗議の電話があり、大声で喚き散らしたそうです。(私は、出張でいませんでした。)
その時は、近くにいた男性先輩が電話を代わり、後日、こちらから連絡すると切りました。
男性に比べて女性は杓子定規に考えて主張してしまうことが多く、臨機応変に対応できる人は少ないので退去者さんと度々トラブルになっていました。
5日経ってから私が出勤すると女性職員は出勤していなかったので他の職員に聞いて知りました。
私は、5日も休んでいる女性職員が心配になり、連絡を取りました。
すると、自宅ではなく友達の家にいると言うので外で会って話を聞くことになりました。
ファミリーレストランで待ち合わせしたのですが、友達と一緒にきた女性職員はキョロキョロしていて何かに怯えている様子でした。
私がいる席に座るなり「私の後をついてきてる人いません?」と言い出すのです。
何があったのか詳しく聞くと、一通の茶封筒を渡されました。5日前に電話越しに怒鳴られた退去者から女性職員の自宅に手紙が届き、その内容は「俺を舐めるとどうなるか分かってるのか?俺は、ちょっと前まで刑務所に入ってたから怖いものなどない。13年入ってたから何やったか分かるだろ?お前、そのうち〇されるぞ!」と完全な脅迫文と共にご両親が住んでいる実家の住所まで書いてありました。
どうやら、電話での女性職員の原状回復工事請求に激怒したらしく、すぐに女性職員の自宅アパートと実家を調べて脅迫文を送ってきたのです。
一般の方では、簡単に個人情報を得ることはできませんが我々なら簡単に他人の情報など入手できてしまいます。
女性職員も「なんで私のアパートの住所とか実家の住所、両親の名前まで知ってるの?」
と驚いていました。
犯罪を平気で犯す人は、恨みがありますから執念が違います。
相手を苦しめるためならどんなことでもします。
さすがに、社内レベルの話ではないので顧問弁護士に相談した後、顧問弁護士から文書で警告してもらいましたが、顧問弁護士に対しても同じように脅迫してきたようで刑事告訴しました。
また、刑務所に戻って行きましたがおそらくこのような人間は刑務所から出てきても再び何かしてくる可能性が高いです。
「刑務所に入ったのは、お前のせいだ!」と思い込みますので。
女性職員は、刑事告訴をすると同時に退職し、引越して行きました。
このように、本人に自覚がなくても相手によっては怒りの沸点が違うということです。
また、人によりますが未だに女性に舐められるのを毛嫌いする男性も少なくありませんし、原状回復費用(お金)を請求(払え!)と言われるのに嫌悪感を抱かない人はいないでしょう。
お金の貸し借りで〇人事件が起きてるのは、人間の真理として行動に移すか否かは別としても怒りや恨みとなるのです。
つまり、管理会社の担当者さん、特に女性の担当者や貸主さんは特に気をつけるべきでしょう。
人は自分より弱い者を狙う傾向があります。
勿論、男性にも言えますが。
この女性職員を脅迫した退去者は刑務所を出たばかりということもあって大人しく生活していたようで隣人トラブルもなく、家賃滞納もありませんでした。
人間、見た目では分かりません。
普段、温厚な人でもスィッチが入ると取り返しのつかないことをする人もいます。
絶対に怒らせてはいけない人って結構多いです。
おかしいことや間違っていることを口にできる人もいれば、思っていることがあるのに言えない人や我慢してしまう人も大勢いるのです。
管理会社の担当者さんや貸主さんは、慎重に対応すべきだと思います。
まして、お子様や親御さんなどの家族がいる場合は要注意です。
この女性職員を脅迫していた退去者の文中には「先ずはお前の家族から〇していく!最後はお前だからな!」と書いてありました。
私も今までに僅か2件の体験ですが、
警察沙汰にならないまでも犯罪に巻き込まれた業界人は少なくありません。
管理会社さんも貸主さんも借主さんの過去や思想などは知る由もありませんので、対応を間違えると恐ろしい事態に陥るということを肝に銘じるべきです。
私の親友の弁護士(刑事事件専門)も、「この世で一番怖いのは人間だよ!」と口癖のように言っていますし、彼の友人の刑事(殺人などを扱う部署)も同じことを言っているそうです。
実は、この私も犯罪心理学を専門にしていた過去があります。
ちなみに、親友の弁護士ですが、過去に何度も逆恨みから嫌がらせを受けています。
仕事とはいえ、犯罪者と関わる以上は避けては通れません。
弁護士は、代理権がありますから弊所のように、ガイドラインや判例に沿って適正な原状回復査定書を作成して終わりというわけにはいかず、金額の交渉や訴訟まで責任を負わなければいけないので大変ですし、裁判で負ければ弁護士のせいにされるので逆恨みも多くなるでしょう。
従って、誰にでもいえることですが、相手が、こんなことくらいでは怒らないだろうと舐めるのは絶対にしない方がいいです。
自分の常識が通じない人間は世の中に沢山います。
逆ギレ、逆恨み、こんなこと日常的に起きています。
所謂、無敵と言われる人は後先考えず攻撃してきます。
失うものがない、自分なんてどうなったっていいと思ってる人は多いのです。
このような人には理屈は通じません。
法律?条例?常識論など関係ないのです。
勿論、警察に捕まることも恐れていません。
自分だけが気をつけていても、他人の恨みや憎しみはどこで生まれるか分かりません。
特に管理会社の担当者は、会社員という立場で借主さんに接しているので強気になるのは分かりますが、借主さんが話の通じる方じゃなかったらどうします?
これ、脅しではないですよ。
何かあってからでは遅いのです。
管理会社の担当者や貸主さんだけでなく、誰にでも言えることですが人から恨まれる行動は控えた方がいいです。
謙虚で相手を思いやれる方ほど人から恨みを買うことはありませんから。
何がきっかけで他人から恨まれるか分からない社会です。
ご近所トラブル、クラクションを鳴らされた、煽り運転されたなど自分では気づかない小さなきっかけが発端となることもあります。
人は簡単に人を◯しますし、簡単に人は◯んでしまいます。
◯人や◯人未遂、傷害などが減らないのは加害者がいれば当然に被害者がいるのです。
ニュースで報道されてる事件が、自分若しくは周りで起きてもおかしくない世の中です。
契約書に記載があるから。
契約書に記載はないけど、原状回復上必要だからと強気に借主さんに請求するのは控えた方がいいと思います。
そもそも、この理由で請求するのは無理があります。
借主さんも納得しません。
契約書に記載があっても有効になるとは限りませんし、契約書に記載がなければ、そもそも請求すらできないのですから。
管理会社(貸主)から高額請求された、
敷金を返してくれない、
管理会社(貸主)が何もしてくれないなどがある方は、
こちらからお気軽にご相談下さい。
勿論、管理会社(貸主)さんからのご相談も承っています。
弊所は、平和的に精算できるよう適正な原状回復費用を算出します!