最終日の10日(日)は3本の御柱の木落としだそうです。
朝早くから棚木場(たなこば)から出発して 約8km木落し上まで曵いてくるそうです。
長さ約17m 重さ約10tの巨木を人力で・・・
山の上に 御柱が見えてきました。
方向・位置を調整するのにかなり時間がかかります。
木遣りも披露されます。
観客席では御柱が少し動くだけで「うおぉー」と歓声が上がります。
磨いた丸太の上で 直下の斜面でも二階建ての軒先位の高さはあります。
御柱が少し見えてから 木落の瞬間まで1時間くらいは有にかかります。
観客席では「まだかなー」と小さな声でのつぶやきが聞こえます。
もちろん見せるための祭りでなく、厳粛な神事なのです。
白旗が上がり(準備OKのサインです)追掛綱が斧で切られて柱が滑り落ちてきます。
曵き落ちる瞬間は、カメラのファインダーごしではもったいないので自分の目でしっかり見ることにしました。
大歓声の中、一瞬でした。
ニュースなどの映像でご案内のあの光景です。
途中で氏子たちは振り落とされ何度も何度も動いている御柱に飛び乗っていきます。
命がけです。(実際 死亡 大怪我することがあるそうです)
止まった御柱に たくさんの氏子が飛び乗っていきます。
観覧席からは大喝采です!!
テレビの映像でも迫力はありますが、やはり生で見ると神聖な雰囲気で涙か出そうになります。
曵き落とされた御柱を4,6km先の注連掛(しめかけ)まで曳いて行きます。
祭りの間は地元のテレビ局が実況と再放送で24時間御柱祭を放送していて、
昨日の夜は注連掛の手前の坂を引き上げるのにすごく苦労して御柱が動かず11時過ぎまでかかっていました。
木遣りを響かせながら曳いて行きます。
この日は三回の木落としががあり 最後の一本が一番大きいそうです。
今日中は家に帰りたいので2本目を見たところで御柱について注連掛に行くことに。
同じ考えか休憩でもあるので少し観覧席も空いています。
大混雑の中注連掛に到着。
到着した御柱が3日で8本のうち7本が到着しています。
5月の里曵きまでのあいだ ここで待つそうです。
「祭りのあと」という感じです。
この子たちは七年後の次の御柱祭の時には 大きくなっていることでしょう。
里曳きされたあと御柱様は地域のあっちこっちで見ることができます。
JRの駅。
道の駅。
せっかく信州に来たので締めに奮発して
天ざるそば大盛り!! 美味しかったです。
今回何となく見たことはあるけれども全容はよくわからないという「御柱祭」に参加することができて良かったです。
テレビのニュースでは「派手な男っぽい祭り」の感じでしたが実際は地元の方たちが守り続けてきた
「厳粛で神聖なお祭り」だということがよくわかりました。
やはり、来てみなくてはわかりません!