本をちょこっと
- 小説は文庫になってから読むほうなので、大抵は「今頃?」読んでます。
装丁もなかなか(文庫ですがね‥) - 横山 秀夫
- クライマーズ・ハイ
1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
山がらみの話ということで読んだんだけど、メインの内容は飛行機事故に関わる地元新聞社のお話。でも遅読症の自分でもイッキに読みました。
いやー熱い、太い、面白い、の一言。
終わりの方の登山シーン、息子が父の為にかけたハーケンのくだりや、誌面に関わる主人公の最後の決断など終盤に一気に感動的になり過ぎな感もあるけど、読んでる最中はただ面白く読めた。
滅多にない事けどいつかもう1回読もうかな。
全然アプローチは違うけど、これも読みたくなった。
- 山崎 豊子
- 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
こちらは航空会社の話。第3巻が件の御巣鷹山の事故に関わる話のよう。
但し全6巻のこの本、遅読の自分にはほとんど賭けだな‥。
ついでにこれも
- 恩田 陸
- 夜のピクニック
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
映画化で話題の本。”本屋大賞”というのが文学賞とかより信用できそうだったので手に取った。
これもよかったす。青春です。設定や心情はそんなに単純ではなくその辺が読みどころか。
ただ‥
あさのあつこの「バッテリー」なんかでも思ったんだけど、こんな思慮深い子供そのへんにいるもんなの?
まあバッテリーは小学生からの話だったのでなおさらなんだけど、共通してるのは主人公の親友ににそういうえらく思慮深い大人みたいなスーパー小中高生がいるんですね。そういう脇役が物語を支えているところがあって。いても不思議はないんだけど、ちょっと大人が書く子供な感が拭いきれない。
まあそれを差し引いても面白かったけど。歩行祭という小さな世界にいろんなものが詰め込まれて、小さなロードムービーのよう。これも何となく置いときたい一冊。