ドラムライン
日本ではあまりなじみがないが、アメリカでは伝統と人気を誇る「マーチング・バンド」の世界を舞台にした青春ストーリー。ドラムの才能が認められたデヴォンは、名門マーチング・バンド部を擁する大学に音楽特待生として入学する。テクニックの高さで頭角を表す彼だが、自信過剰な性格が災いし、部内の結束を乱してしまう。
楽器を持ったままのランニングや「空気イス」など、体育会も真っ青なハードな練習に驚かされる。その一方で、スポーツ競技のハーフタイムで行われる本番のショーが圧巻。チアリーダーの豪快なダンスに、楽器を持ったバンドも華麗なステップを踏む。隣の人のドラムを叩く鮮やかなスティックさばきや、パウダーを乗せたドラムでの妙技が必見だ。主人公デヴォンは傲慢な分、人間くさく感じられ、演じるニック・キャノンも豊かな表情の変化が魅力的。スポーツの醍醐味と、主人公の等身大の成長がうまくミックスされている。
父親、先輩、監督との確執あり、友情あり、恋あり、挫折あり、そして才能あり。
ストーリーもヒネリなくベタにズンズン進んで行く。最後のライバル大学との一騎打ち、結果も‥ね。
もうこれは正攻法でいいでしょう。ストーリーも悪いというわけでは全くなくとにかく爽やかでアメリカな感じなのです。何の不安もなく楽しめます。
見所はやはりその演奏シーン。ちゃんとしたショータイムの演奏シーンから、卒業式、部内のオーディション、先輩との対決と細かく見所が多い。ドラムはメロディじゃないから、短い時間のものでも十分に聴かせどころになってる。ショータイムは音だけでなく視覚的にも見せ場の連続。
劇中に散りばめられるソウルミュージックもいいし、屈託ない音楽映画としていいんじゃなかろうか。
音楽好きな人で、アメリカンなストーリーが嫌いじゃなければ2、3回は楽しめるんじゃないだろうか。自分も1年くらい前に買って3回くらいは観たかな。
