若者たちの神々
2週間に1回の愛読書「TVブロス」。
テレビ番組誌です。
ロマンポルシェやキリンジや清志郎や清水ミチコがコラム書いてますけとテレビ番組誌です。
清志郎の連載終了後はインリンがページを引き継ぎましたがテレビ番組誌です。
巻頭特集が「引っ越し特集」だったり「高木ブー特集」だったりするけどやっぱりテレビ番組誌です。
そんなテレビ番組誌の充実した音楽記事コーナーの中にひっそりとそれがあります。
「若者たちの神々~ヒットチャートを読み解く」
龍ヶ崎あきらさんというライターの方4センチ四方ほどのコラム。現代のヒットチャートにあがる音楽を取り上げアーティスト自身、業界を辛辣に書いている。大抵はコキおろすか憂いを込めて心配しているか。
全部が全部賛成でもないんだけど、まあ7割方は言いたいことを言ってくれている。
ドラゴンアッシュを取り上げては「単に節操がないだけの代物。ロックでもないしヒップホップでもないし、それらのかっこいい部分だけを表面的に混ぜこぜしてみましたみたいな音楽。創作ダイニング居酒屋のメニューに似てなくもない」とバッサリ。
「エグザイルが何をやりたいか知ってる人がいたら教えて下さい」と題し「水で薄めたケミストリーのようでもあるし、もっとヒドいことを書くならばホストさんがやっているカラオケ。この人たちが何をやりたいのか私には分からないし、ひょっとしたらこの人たちにも分からないのでは。」と心配顔。
最新号のターゲットはコブクロの「桜」。
タイトルが「卒業式シーズン!巨大感動利権を狙え!」ですから内容は言わずもがな。
「感動させよう~泣かせようという思惑のみで作られたウェットで浅はかな歌詞。ちょっと気の利く(協調性のある)若い子だったら、ジーンとしたふりをして歌ってしまうかもしれない。片割れが元敏腕営業マンらしく卒業式用に楽譜を無料配布してるらしい。大学の合格発表時に待ち伏せしている予備校関係者みたいなやつらだと思わないかい?」
おさらいしますが「テレビ番組誌」です。
すごいねよくここまで載せられるね。同じ誌面にはメジャーレーベルの新譜評もあるというのに。まあすごいのはライターさんより編集部なんだけどオトコですな。
たまに偏りすぎなトコもあるけど、ヒットチャート信奉者の数に比べれば塵のような少数派意見、このくらいでないと面白くない。
これ単行本にならないかなあ。さすがに無理か。
ブロスは去年は欣ちゃんもバッファロードーターも見開き記事になってました。最新号にはCLAP YOUR HANDS SAY YEAHが見開きでインタビュー乗ってるし、「セイヤー」つながりで冠二郎までインタビュー、サンジャポの同姓同名シリーズかって。
最後にもう一度、「テレビ番組誌」です。
イチカワさん読んでますか?