今から丁度40年前に亡くなった母のために、カーネーションを買ってきました。

 

 母はボートレースに狂って家庭をめちゃくちゃにした稀代の悪女でしたが、私のことだけは異常なほど可愛がってくれましたね~。

 

 刑務所に入っていた私は母の死に目にも会えませんでしたが、息を引き取る前に伯母さんが私の長男坊の手を握らせて、「ほらサトシが帰ってきたよ」と言ってくれたとき、薄っすらと目を開けた直後に息を引き取ったそうです。

 

 私の姉たちは母のことをボロクソに言いますが、海より深い母の恩愛は、なにものにも代え難いものがありますね~。

 

 親不孝はしましたが、人には出来ないような親孝行もしてあげたので、それだけが自分の救いですね~。