日本を見ていて憂うこと

 

 袴田事件の再審裁判では、事件の真相を隠すために検察側がくだらない茶番劇をいつまでも続けていますが、この事件の真相は血痕がどうとか味噌がどうしたという問題ではなく、事件が起きた背景に重大な真実が隠されています。

 

 注目すべき最大の事実は、袴田事件が起きた同じ地域で同じような凶悪事件が五件も発生して14名もの人が殺され、その後、これらのすべての事件の冤罪が証明されたことです。

 

 まあ、静岡県警に限らず、当時の警察の取り調べはかなり杜撰なものだったとは思いますが、この凄まじい拷問によって「袴田巌」さんが(自白)をしたという事実は、事件を担当した刑事の内部告発によっても証明されています。

 

 しかも、この「拷問王」と呼ばれた「紅林麻雄」警部保は真犯人の存在も知っており、その真犯人から金品の提供を受けていたという事実も発覚して、その後懲戒免職になっています。

 

 裁判とは事実を隠すものではなく、真実を追求するものです。

 

 状況証拠は証拠にはなりませんが、現代の裁判では状況証拠だけで「疑わしきを死刑」にしているのが検察官とグルになった裁判官なので、検察官や裁判官もいつまでも袴田さんを苦しめないで、袴田さんに有利な事件の背景も考慮してやってほしいものです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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