おはようございます
結局、この魚からは5個も取れました。これが体表に増えすぎると魚が痩せやすくなったり他の病気を併発したり…そのまま放置すると死んでしまいます
なかなか最初からこれを見分けるのは難しいですが、今まで元気だった魚の動きがいつもと違う、体色が違う、泳がないでジッとしている、呼吸が早いなどの症状が見られた場合にはハダムシを疑ってもいいかもしれません
ペットの専門店コジマ ベイタウン本牧店
アクアコーナー担当・大塚です
今日は少し真面目なお話魚につく寄生虫の話今日やっつけたのはハダムシという寄生虫です。
まずはこちらをご覧ください。
カーペンターズラスというベラの仲間。
泳いでる写真では分かりづらいですが、肌荒れとヒレ裂けが見られますケンカが起こる状況ではないのに、こういう尾腐れのような症状が出ている時は海水魚ではハダムシを疑います。
ハダムシは淡水浴で取り除きます。簡単に言うと海水の生き物を真水につけてやっつけてしまおうというもの。その間、魚も苦しいのですが、ダメージを与えすぎないように気をつけながら寄生虫だけを除去します
水温を合わせ、カルキ抜きした真水を用意。魚種によっては汽水にしたり、バッファー剤でpHを上げてから淡水浴する場合もあります。
動画でご覧下さい。今回は2分半ほど真水につけています。
ハダムシが剥がれたのが見えましたか?
下の写真の矢印のところの白っぽい粒がそうです。
なかなか最初からこれを見分けるのは難しいですが、今まで元気だった魚の動きがいつもと違う、体色が違う、泳がないでジッとしている、呼吸が早いなどの症状が見られた場合にはハダムシを疑ってもいいかもしれません
今日はちょっと気持ち悪かったかもしれませんが、魚の寄生虫の話でした。他にも寄生虫はたくさんの種類がいて対処法も違います今後の役にも立ちますし、興味がある方は一度調べてみてはいかがでしょうか?
本日は川島、海老原、栗原の3名体制で皆様のアクアライフをサポートさせていただきます。