いよいよデジタル薬登場?! | メディセレのしゃっちょう(児島惠美子)のブログ

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2007年7月7日に777万円で薬剤師国家試験予備校メディセレを起業。薬学生から現役の薬剤師まで全力で応援いたします! メディセレスクール、メディセレ薬局、メディセレ教育出版、メディキャリを経営
※以下資格 認定薬剤師 認定スポーツファーマシスト 心理カウンセラー

こんにちは
メディセレのしゃっちょう
児島惠美子です。

デジタル薬という言葉は聞いたことがありますか?
「情報技術を導入した医薬品」です。
スマホのアプリを使った治療です。

日本では2014年の薬事法改定で、デジタル薬が医療機器として承認対象となりました。

それからは
うつ病、糖尿病、発達障害、不眠症などの
デジタル薬の開発が活発になりました。

そんな中、ついに6月19日に
禁煙治療用アプリが承認の内定を受けました。
行動療法での禁煙治療ノウハウを人工知能(AI)としてアプリに組み込む。
という事をキュア・アップ社が開発。
きちんと臨床試験(治験)も実施済み。

昼食後に
「たばこを吸いたくなっていますね?」
とアプリからメッセージが届きます。

「吸いたい。」と返事をすると
「今月いっぱい我慢すれば楽になりますよ。」
など、励ましのメッセージが届きます。

「どうすれば我慢できる?」と聞くと
「ガムを噛んでしのぎましょう。」
「飴を舐めてみましょう。」
とアドバイスが届きます。

外出先では
「あの喫茶店の前は通らないでください。」
と、たばこを吸っていた喫茶店への警告も届きます。

「部屋の掃除をしましょう。」
というアドバイスが出る事も。

えと…お母さんですか?
もしかして、彼女?
凄いアプリですね😆
フィジカル・ディスタンシングもバッチリ。
でも、心は寄り添う的な感じですね。

更に凄いのは、
デジタル薬は体には何も取り込まないので、副作用が起きにくい事。
これ、めちゃ重要。

薬学部の研究室は今まで
「有機化学」とか
「薬理学」
とかでしたが、
「デジタル教室」
とかも出てくるかもですね。
人気の出そうな研究室です。
研究室の飲み会は横に居てもzoom使用とか。
研究室の定員は5人ですが、6人目はAI君とか😁
6人でいつも議論する、みたいな。
模試の1位もAI君!みたいな。
妄想は膨らみます。

とはいえ、デジタル薬は行動心理学をベースとする事が多いですので、やはり、心理学は必要です。
心の通わないデジタルに心理学で心を通わせ、
治療をサポートする。
真逆の二つのコラボ薬ですね。

デジタルとの共存。
コロナとの共存。
自然との共存。

受け入れられる者が生き残れる時代です。