メディセレのしゃっちょう
児島惠美子です。
競馬界で出走を予定していた156頭の競走馬の取り消しをするという出来事が起こりました。
競走馬のカルシウムサプリメント「グリーンカル」から禁止薬物「テオブロミン」が検出されたとの事。
テオブロミンとは、興奮作用、気管支拡張作用、強心作用、利尿作用などがありますので、「競馬では完全にアウトだよ」と、友人の獣医から連絡がありました。
テオブロミンとは、興奮作用、気管支拡張作用、強心作用、利尿作用などがありますので、「競馬では完全にアウトだよ」と、友人の獣医から連絡がありました。
テオブロミンはチョコレートやココアなどに含まれています。
イヌに「チョコレート中毒」というのがあり、脱水症状や過度の興奮、酷くなると発作を起こして死に至る事まであるので、愛犬家ならみんな知っている病気との事。
これはカカオに含まれるこのテオブロミンの作用によって引き起こされます。
明治や森永等の定番の板チョコ1枚(ミルクチョコレート80g)で2.5kgのイヌのLD50(半数が死亡すると推定される量)になります。
ゆえにゴディバなどの濃度の濃ゆい高級チョコになれば、少量摂取でも危険な事になります!怖!
ついつい、家族のように可愛いがゆえに、
「ちょっと食べてみる?」
と、チョコレートを食べさせないでください!
ちなみに、人間にとってはチョコレートに入っている量では、害になりませんので、ご安心を。
なので、私に「チョコレート食べる?」
と言ってくださると「キャン❤️」
と言って喜んで食べます。笑
また、ヒトには薬としても利用されていません。
「獣医の中でJRAは花形の仕事なんだけど、驚いただろうなぁ…」と言っていました。本当に…
馬さんには罪がないので、残念な事です。
再発防止を切に祈っております。