米兵相手の売春宿となっている東京の米軍横田基地そばにあるホテルが舞台で、米軍機の爆音が響く場面もいくつかある。

武智鉄二監督らが「わいせつ物頒布等の罪」で告発されたらしいが、無罪となっている。「わいせつ物頒布」というより、「私もアメリカのためにずいぶん働いてあげたのにねえ。ホントに基地なんかなければよかったんだ。あいつらさえいなけりゃよかったんだ」などという反米的な主張が当局に気に入られなかったのでは? 少なくとも現代の基準なら、わいせつ度は大騒ぎするようなものではない。

労働運動に関わる男が登場したりするが、本筋とは関係なさそう。話が途切れるような流れで、全体を理解するのに少々の努力を要する。と、感じたのは酔っぱらって見ていたからか。