少なくとも世界数カ国では、日本は難民申請制度を悪用すれば定住できる国として認識されているらしい。

却下された申請理由の約37%は「本国の知人や近隣住民、マフィアとのトラブル」だという。どういう思考から難民として認定されようと決心させるのだろう?

ほかの理由も理解不能。結局は「あくまで『日本滞在』が目的で、理由は後から考える」のだ。却下されることを承知で申請していると思われても仕方ない。

本当に難民と認定されるべき人たちの審査が遅れるばかりか、ムダに税金が使われているのである。

命を賭して母国から逃避して日本に定住したインドシナ難民はこんな状況をどう思っているのだろう?

6月10日に施行される改正入管難民法が定める監理人制度は、仮放免者が不法就労や逃亡した場合に管理人に入管庁への報告を義務としている。報告しないと10万円以下の罰則もある。弁護士らが「報告義務があることで、仮放免者との信頼関係が保てなくなる」 と言っているそう。信頼関係を語る前に遵法精神を徹底させたらどうか?弁護士が制度悪用に手を貸しているに等しい。