ここ東海地方は昨日梅雨入り

 

 

 中国語同好会がある土曜日の午前中は

晴れていた。

 梅雨の時期の晴れ間は当然のことなが

蒸し暑い

 中国語で闷热men1re4」

 日本語で「悶える」と言う意味からすれ

ば少々大袈裟な気がしないでもないが、

夏が大の苦手な私からすればこの字はよく

言い得ているなと思う。

 

 

 中国人の老师から

「どうして”つゆ”に”梅”という字を使いま

すか?」と質問。

 

 

 

 

 

 老师とこの中国語同好会の古参の人たち

との関係は見ていて面白い。

 ”先生”と”生徒”の一方方向の関係ではな

い。

 私より一つ年下の老师からすれば、周り

の人たちは自分の親の世代で日本の習慣、

風習、文化などについてよく知っている

人生の先輩。

 だから老师からどんどん質問が飛んでく

る。

 

 

 その都度諸先輩方が老师に説明するのだ

が、さすがは亀の甲より年の功だと感心さ

せられることしきり。

 

 

 それゆえ老师は先輩方を”先生”と呼ぶこ

とも。

 先生が生徒を先生と呼ぶ…なんだかやや

こしい話なのだが、長い交流関係の中で醸

成された人間関係なのだと思う。

 

 

 調べてみると「つゆ」に梅の字を使うの

は梅の実が熟す頃が雨季にあたりこの字を

使うようになった…とある。平安時代に伝

わったとされるこの字は中国由来のもの。

 

 

 千年以上の時を経て、中国由来のこの字

の起源を日本人から中国人へ説明するとい

うのもなんともおかしい。笑

 

 

 先生だから、教える立場の人間だから、

知っているのは当たり前という教師像の

プロトタイプとは全く違った老师の人柄

が諸先輩方の心を引き付けるのだろう。

 

 

 今は中国語よりもベトナム語の方がマ

イブームになっているのだが、中国語同

好会の授業の間は100%集中して中国

語を学ぶ。

 しかしこれだけだと中国語をだんだん

忘れていってしまうんだろうナァ…と、

複雑な心境になることも。

 ま、その間だけでも楽しく学べればい

いということに落ち着くのだろうが…

キョロキョロ