断 さかもと未明】秋葉原事件の「男性性」
2008.7.2 02:52
このニュースのトピックス:コラム・断
秋葉原で、無差別連続殺傷事件が起きた。容疑者の内面が掘り起こされていくほどに、「どうしてそんなに弱いんだ、どうしてそんな理由で人を殺せるんだ」
と思わずにいられなかった。加藤容疑者は救いがたく孤独で攻撃的だ。女性に対する飢えがあり、信じがたいほどに精神が脆(もろ)く、
ひとつの考えに凝り固まってしまいがちなことも含め、『男性性の暴走』ともいえる事件だと感じた。
男性は、内面に攻撃性を秘めた生き物だ。また、女性に比べ、実に心が弱く、女性が男性を求めるよりはるかに強く、男性は女性を求めると、私は今までの人生で感じてきた。それをきちんとした男に仕上げていくためには、女性に対するよりはるかに厳しい教育、身体の鍛錬、自制心の獲得、強く成熟した男性とのコミュニケーションが必要なのだと痛感する。そしてそれを外側から支えるのが、女性の愛なのではないか。
しかし、最近の男女平等教育は、〈男性〉というものを制御し、伸ばす知恵をもたない。「中性的」なことを価値として、結局は骨抜きの男と、母親になれず、
優しさのない女を作る。その結果、凶暴な男性を生み出しているのだ。きちんと男を育てれば、こんな動機で、人々が殺されるようなことは減らせるのに、なぜいつまでもジェンダーフリーなどというものに拘泥するのか。
そんな教育の甘さは語られないまま、犯罪が起きれば精神鑑定で「病気のせい」とし、犯罪者を野に放つこともある。そんなことは、本当にもうやめてほしい。(漫画家)
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080702/acd0807020254000-n1.htm
秋葉原通り魔事件 ~ 人生はリセットできない
松村テクノロジー社長 松村喜秀氏
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/ea/27/index.html
結局のところ、加藤容疑者を踏み台にして
各人が言いたい放題いっているだけである気がする
派遣の待遇をよくすれば、ジェンダー教育を辞めれば、ゲームを規制すれば
秋葉原をホコ天中止にすれば・・等々
いろいろ原因が挙げられているが
それらが無ければ事件は起きなかっただろうというのは
安易な回答に飛びつきたくなっているだけで
なんら解決にはいたっていない
大枠で語るのではなく
加藤個人がどう考え、どうして殺人にいたったのかという
個別の問題として扱わないと意味は無い
加藤は救われない
語っている人間は加藤の何をしっているというのか?
自分も加藤のことは知る由も無い
だから、知りたい、加藤が何を考えていたのか
それが明るみになってから、やっとこの事件の真相が見えてくるはず