父の意識は今、何処を彷徨っているのだろう。

何処へ行こうとしているのだろう。

黄泉の国の使者はもうその手を掴んでいるのだろうか。


私の父は、言うに憚られる昭和一桁生れの「救いようのないクズ男」である。母は昔、ちょっとイケメンのとんでもない男に引っ掛かかってしまい。生涯クズ男の尻拭いに奔走することになってしまった。


私達姉妹も誰にも言えない家庭の事情を抱え、よくまっとうに生きてきたと今更ながら思う。それほど家庭内は最悪だった。私は結婚して他家に嫁いだが、姉と母はクズ男を宥めすかして何とか今日までやってきた。


特に姉は、最近のクズ男の認知症に怯え母の介護も引き受け、恐ろしいほどの徳を積んでいる笑。来世は是非、クズ男を足蹴にして暮らしてほしいと思う。


そんな父もよる年波には勝てず誤嚥性肺炎のため入院する事となった。


続く(次回は未定)ネタ切れ( *´艸`)