今年も叔母のシャンソン発表会に行ってきました。
叔母はトリを務め
フランス語で熱唱してました
ブレスレット過去記事で失礼します
昔、次男を出産した後、原因不明の高熱が続き入院していた事がある。
熱が引くと汗が滝のように全身から吹き出し、また直ぐに熱が出る。ベッドの上で身動きも出来ずに、それをひたすら繰り返していた。夕方、熱にうなされて虚ろな目を薄く開くと向こう側でキラリと光る物が目に入った。
柔らかいシルエット。
レースのワンピースも袖先もキラキラと輝いている。
キレイ
そう思いながらまた意識が遠退いた。
先日、主人の叔母が通っているカルチャー教室の発表会があり叔母の歌と衣装を楽しみに出掛けた。彼女は義母の末の妹だ。長い間ピアノを教えている。それにいつもお洒落だ。昔も今も。
一度も結婚したことはなく普段は独りマンションに住み、質素倹約を徹底している。そのギャップには何時も驚かされる。
けれど兄弟姉妹の絆は強く、年に一度は先祖供養を兼ねて集まり和やかな時を過ごしている。
叔母の歌が始まった。
黄色のドレスがライトの下でキラキラ光る。
入院した私を心配し、見舞ってくれた彼女の腕に金色に輝くブレスレットが揺れていたことをふと思い出した。
彼女はいつも私の味方をしてくれる。
お見舞いに来た時も汗だくの私を心配していた。
私にも応援団がちゃんといたことに改めて気付かされる。
彼女の背中の曲がりは生きた証。頑なさは私も持っている。だから頑張れる。
自分を見つめ大切にし、本当の意味で自立する時が来たのだということを女性達の歌声を聞きながら思った。人生は長い。けれど何もしなければ、あっという間に終わる。一日がそうであるように。
読んでくださってありがとう
今日も明日もよい日でありますように