どうしたら良かったんだろうね? | こじかママのパステルアートとイラストの記録

こじかママのパステルアートとイラストの記録

奈良に住んでいる こじかママの、パステルアートとイラストの記録

今更というほど昔の話を、ふと思い出した。

高校生の頃に徒歩通学をしていた私は、あまりに教科書や教材が重たくて、いわゆる置き勉(おきべん・置き勉強道具)をこっそりしていた。

当時、学校ではおきべんは禁止されていて、自分の教室には置けなかったので、音楽室の戸棚の中に隠していた。
部活は合唱部、部室はないけど、日常的に使っているのは音楽室。そんな私にとって、唯一、隠せる可能性のある場所だった。




ところがある頃から、誰かわからない他の生徒たちに見つかる。音楽室が掃除場所のクラスの生徒たちかもしれない。
辞書や教科書や、置いた物への落書きが始まった。「先生に言いつけるぞ!」「◯◯さん、規則違反はいけません!」その他のいわゆる罵詈雑言。


運動部の生徒たちは、部室にこっそり隠してた。そんなことは知っていた。なのにどうして私だけが、こんな悪口を書かれるのだろう。泣いてばかりだったなぁ。


今、思い返せば。
この時は、どうしたら良かったんだろうね。
闘う相手は、規則を作った学校だったのか、それとも落書きをした生徒だったのか。
未だにわからないけれど。


なんだかねぇ、そんなことを、急に思い出したのでした。