土木関係のグループ5人は、先人たちが描いた神様の絵を見て考えたのではないかと思います。

神様は空の上から我々を見ているに違いない。それならば、神様の姿を地面に描けば、我々を見付けてくれると。

 

彼らは、誰にも邪魔されなず作業が出来て神様から良く見える場所は無いかと捜し出した場所がナスカだったそうです。

神様の絵というのは、神様の人型、犬、牛、キリン、カラス、アザラシ、トカゲ、蜘蛛の全部で8種類です。

 

以前にも書きましたが、神様は普段、我々となんら変わらない同じ人型をしていますが、神様に昇格すると種族を示すために予め定められた生物に変身します。因みに、変身する生物は全部で約600種類あるそうです。

 

仕事休みになると、彼らはロバに跨り、神様の絵を描くために先人が描いた神様の絵、麻紐、コンパス、そして地上に線を引くためのレーキ(Rake)を手にナスカへ出かけて行ったそうです。

 

ナスカは風も吹かず、雨も降らない砂漠の様な土地だったことは当時から知られていたようです。

幸い、ナスカの地質は、地表を掻き分けると地表面と下地の土の色が異なっていたので識別し易かったようです。

 

彼らが描いた全ての絵は、北を上にして描かれているそうです。

WEBに書かれている「ナスカの地上絵」の説明には、幾何学模様や動植物の絵が描かれていると解説されていますが、

 

絵がどの様に見えるにしろ、彼らが描きたかったのは神様の絵だったということです。

彼らは一つの絵を描くのに要した時間は平均7ヵ月。全ての絵を描くのに8年程掛かっていたとのことでした。

 

描いた絵は8種類ですが、同じ種類を複数描いていたのも事実のようです。

彼らは8年がかりで描いたものの、結局、神様との接触は出来なかったとのことでした。

 

ナスカの地上絵は、彼らが神様と接触したいという願いから、土木関係の仕事をしていた5人が、簡単な道具を使って神様の絵を一生懸命に描いた絵だということでした。