現代で言えば調理用のコンロみたいな台所施設のへっつい。 これのいいやつを古道具屋で見つけて聞いてみるとこれは売れないという。 なんでも買っていった人が次の朝には返しにくる。気味が悪いことがあったと言って。 それが何度何度も。 その度にすこしずつ売った値段より安く買い取るのでかなり儲かったが、 他の品物にまで悪い評判が立つと困るので処分すると言うので返しには来ないなにかあったら自分で処分するから売ってくれというとただでくれるという。 さっそくその日のうちに若い衆が据え付けにきたのでいい具合に酔っぱらって早くに寝てしまうと、草木も眠る丑三つ時午前2時ごろにうなされて目が覚めると、 出た!