令和6年度生都立高入試の大きな変更点と合格基準 | わかったできたの笑顔がやる気スイッチを押すこじんまりしたこじま塾。

わかったできたの笑顔がやる気スイッチを押すこじんまりしたこじま塾。

府中市分倍河原のこじま塾という個別指導の学習塾で日々教えてます。高校の勉強、小中一貫生、単科生にも対応します。hpもあります。都立入試問題解説など受験に役立つ情報満載。数学の問題なのに国語も勉強できたり。読む力、書く力はすべての科目に通ず。

 

Ⅴ模擬の進学研究会入試説明会に行ってきました。

 

特に今までの男女別定員が完全に合同になるというのが大きい変更点。
他の分野と同じく男子と女子と別々の基準というのがここ数年の問題で、令和4年度に10%、5年度20%の移行措置を経てR6年度の受験生から完全に男女合同定員、つまり男女の別なく完全に上から合否が決まるということになります。
当たり前のようなことですが、特に受験校の合格ラインぎりぎりにいる生徒には大きな変更点。
実際数年前の多摩地区の某高校の基準を見てみると特に内申では男女で大きな開きが。
特に換算内申では見込みありで男子41,女子45
換算内申は5科目はそのまま、実技4科は2倍に計算されます。
例えば男子の41。
44333・3333=17+12×2=41ぴったり41
33333・4333=15+13×2=41なんとこれも41
逆を言うと実技の美術をひとつ落としたら、英語と数学を両方上げないといけないことなります。
で、今までは同じ高校でも女子では45取らないといけなかったので
44444・3333=20+12×2=44国語と理科も社会も上なのに届かない。
33333・4443=15+15×2=45美術、音楽、技家の4でクリア!
と、正直女子は高い基準が要求されていたのとともにいかにふだんの成績で実技教科が大事かということがわかると思います。(だからって、5科の手を抜いていいのかーやった!ってわけではありませんよ。本番の入試は5科目なので)
そしてこの男女別の基準が完全に撤廃されるのが今の受験生から、ということになります。推薦入試ではそのままの通知表の合計換算無しで5つ違っていました。(推薦は本番の入試の点数が入らないのでその分内申の差が出ていた)
これがなくなるってことです。

実はⅤ模擬と並んでもうひとつの大きな会場模試であるW模擬が現在中止になっています。それだけⅤ模擬に受験者が集まるので会場が埋まるのも例年以上の早さ。(コロナ時に座席数を限らなくてはいけなかった時もでしたが)まだまだ不確定の要素が多い制度だけに早めにテストを受けて情報ゲットしておくのが大事です。夏休み前にはmustです。
怠りなく。

 

(写真は21年版高校受験案内 おなじみ黄色いやつ)