自衛隊と国防軍
憲法改正草案(自民党)
http://editorium.jp/blog/wp-content/uploads/2013/08/kenpo_jimin-souan.pdf
現状
有名な憲法9条に書いてあることは、”戦争は放棄する”っていうのは書いてあります。
でもそこに、自衛権の発動を妨げるものではないと、、。
つまり責められたら戦うということを書き足してます。
そして目的を達するため、陸、海、空軍、その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権はこれを認めない。
要は”戦争しませんよ”っていう文言が消されている。
だから"責められたら戦う"ということが、この憲法9条の改正案には書いてあるわけですよ。
そして、9条の2っていうところが追加されておりまして、簡単に言うと、ここでは、"国防軍を設置する"っていうことが書いてあります。
とにかく、攻められたら国防軍で戦うよ。
戦争するよ。っていうことが書いてるわけですよ。
これをちょっとまとめますと、"日本国憲法は、軍を持たない"そして"戦争は放棄します"ってことを書いてます。
ただし、実際は自衛隊という世界5位の軍事力を保有してるわけです。
これは非常に矛盾しているということになります。
建前では、戦争放棄するってなってるんですけど、実際には自衛のための軍を保持するっていう状況になってるわけです。
現状で、私はいいというふうに思ってるんです。
なんでか?というと、要はこの日本っていう国は、"建前で戦争放棄する"って言っているんです。
そんな戦争しません、平和主義な国ですって言ってるのに、そんな国に攻めてみてごらんなさいよ、、。
その攻めた国が悪くなりませんか?戦争しない平和な国ですって言ってんのに。
そこに攻めてきたら、その攻めた国っていうのは、国際社会で総たたきになります。
例えば、永世中立国スイスってあるじゃないですか?
そのスイスに攻めてったら、攻めてったやつが悪くないですか?
スイスは戦争しないって言ってんだから。
そういう建前になってるわけですよ。
でも、実際に攻められたら、自衛のための自衛隊っていうのもあるよっていうこと、、。
この状況っていうのは、私はこれで大丈夫だと思うわけですよ。
改憲案
なんですけど、改憲を例えばした場合、改憲案では"軍を持ちます"そして、"責められたら戦います"って書いてあるわけです。
そして、国防軍という、軍事力も保持しますと、、。
戦争します。
そして自衛のための軍を保持します。
となるわけですから、矛盾は生じなくなります。
じゃあこうなったら、”戦争を仕掛けてもOKな国です”ってことになりませんか?
だって”責められたら戦います”といってるんだから。
例えば、Aっていう国が、日本を攻めてきた時には、"それは責められても仕方ないよね"ってことになりませんか?
だって戦争するって言ってんだから、、、。
憲法での建前って大事なんですよ。
”戦争しないよ”っていう建前にしてるか、”戦争してもいいよ”っていう建前にしてるかで、"攻められた時にどうなるか?"ってことを、ちゃんと想像すれば、この改憲案が結構やばいってことが、なんとなくわかるんじゃないでしょうか。