みなさん、こんにちは。

 

公認会計士・税理士の小嶋です^^

 

本日も、”社会人が今さら聞けない”シリーズで、「銀行とは何するところ??」ということで記事を書かせて頂きたいと思います^^

 

銀行?? お金貸して、利子稼いでいるところじゃないの?

 

 

確かにそうなのですが、銀行の本当の業務はそこにないのです。

 

 

金融について勉強中の方、また就活生が就職を考える上での参考情報になれば幸いです。

 

 

それでは!

 

 

 

~銀行は信用を創造するところ~

 

いきなり、こう書かれると少しイメージしづらいですが、誤解を恐れずに記載するならば、銀行は「貨幣を造っているところ」なのです。

 

 

??なぜ、銀行が貨幣を造っているの??と思われるかもしれませんが、実態はそうなのです。

 

 

ここで、貨幣とは何か、について少し解説を加えたいと思います。

 

 

あるAとBという二人の人間がいたとします。

 

 

この二人の間で、「AがBに魚を渡すかわりに、半年後にBがAに木の実を渡す」約束を交わしたとします。

 

 

そうすると、AがBに魚を渡した時点で、BはAに対して、木の実を渡す「負債」を負うと同時に、AはBに対する「信用」をもちます。

 

 

ここで、Bが「信用証書」をAに渡すとします。Aは今度はこの信用証書をCがもつ肉と交換することが可能です。またCは手に入れた信用証書をDがもつイチゴと交換することが可能です。

 

 

そして、Bは最終的にDに木の実を渡す、という取引を行います。

 

 

そう、この信用証書こそ、貨幣であり、貨幣とは、「負債の一形式」なのです。

 

 

もちろん、「Bが木の実を渡す」という信用が担保されていなければ、貨幣には価値がありませんが、信用がある限りにおいて、貨幣は流通します。

 

 

・・・

 

 

ここで、銀行の話に戻します。

 

 

銀行は、この「信用を創造」することができるのです!

 

 

つまり、「貨幣を創造」することができるのです!

 

 

銀行預金とは、信用を創造した造形物といえます。

 

 

もう少し突っこんでいきます。