みなさん、こんにちは!

 

会計士・税理士の小嶋です^^

 

本日は、今さら人に聞けない”株式ってなに??”ということで説明していこうと思います!

 

この記事を読まれている人の中には、当然株式会社にお勤めの方もいらっしゃるかと思いますし、株式投資をやられている方もいらっしゃるかと思います。

 

ただ、”株式”というものの姿をちゃんと理解している人は、実は、結構少ないのでは何でしょうか。、

 

そこで、今回は、誰にでもわかるよーに!株式とは何かについて説明したいと思います!

 

 

 

 

~社員たる地位~

 

 

それでは、まず株式を語る前に、簡単に所有権というものについてふれてみたいと思います。

 

よく、株式は「会社所有権だ!!!」という方がいます。、間違ってはいないのですが、厳密には少し違うんです。

 

 

例えば、私が車をもっていたとします。レンタルでもリースでもなく、純粋に”買った”車です。

この時、私は、車を使用することによって得られる利益は全て自分のものとして享受する(受け取る)ことができます。車の使い道は自由に決めることができます。

 

これが、純粋な”所有権”です。

 

それでは、会社の所有権とは?・・・

 

 

 

ここで、今度は、会社とは何なのかについて考える必要があります。(以下、話を簡単にするために株式会社を前提に話を進めます。)

 

会社とは、営利社団法人です。

 

営利とは利益。

 

社団とは、人の集まり。

 

法人とは、人と同じように、権利を有し、義務を負うことができる、法律で認められた権利義務の帰属主体です。

 

では、”利益を追求する社団に、法が人格を認めたもの” を所有するとはどういうことでしょうか??

 

車を所有した場合と同様に、自由に車の使い道を決定でき、車を使用することから得られる利益は自分のものとなるのでしょうか。、

 

違いますね。

 

繰り返しですが、会社は、法人である以上、意志能力があり、その権利義務の帰属主体になれます

 

自ら意思決定し、行為をし、利益も形式的には会社に帰属します。

 

だから、株主しての共同所有者としての権利は、ただ単に、車を所有し、直接的に権利行使し、利益も直接受け取るのとは異なり、社員として会社に対する権利という形に引き直されるのです!

 

その結果、株主は、株主総会を通じて、会社の意思決定に参加し、剰余金配当請求権を通じて、会社の利益の一部の分配を受けられるのです。

 

これが株主の社員たる地位=株式です!!

 

 

・・・

 

 

ここまでが株主としての保有する実質的権利の説明になります。

 

 

繰り返しますが、所有権としての権利が、社員たる地位として、会社に対する権利に引き直されるという点が一つのポイントですね。

 

 

それではこの先はもう少し細かく、この株主が有する会社に対する権利についてみていきます。

 

 

 

~自益権と共益権~

 

株主としての社員たる地位は、社員権なんて言い方をするときがあります。

 

そして、この社員権は、①株主が会社の利益を受け取ることができる権利である自益権と、②会社の意思決定に参加できる共益権に大きく分割されます。

 

 

先ほど書きましたが、①が剰余金配当請求権(残余財産分配請求権)、②が議決権(監督是正権)です。

 

 

この辺の具体的な権利の内容については、別の記事で記載させて頂きますね!

 

 

本日は社員たる地位=株式として記事を書かせて頂きました。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。m(_  _)m