先日出演したライブの動画3曲をYouTubeにアップしたところ、以下のようなメッセージがきた。
動画に第三者が所有する曲が含まれている可能性があります。たとえば、動画内でその曲が背景に流れている場合や、登場する人がその曲を演奏している場合が考えられます。」

要するに著作権違反に抵触する可能性がある、と。
カバー曲を歌う場合著作権が問題になることは珍しくないが、アップ後わずか48時間で運営側が警告を発してくるのはかなり珍しいケースだ。
考えられるのはただひとつ。
「不適切な動画」として匿名ユーザーからの申告だ。
わかりやすくいえば、嫌がらせである。
Facebookユーザーなのか、YouTubeユーザーなのか、それはわからない。

何年か前にも同じようなケースがあった。
ライブをしたお店が撮った動画に対し、カバー曲を歌ったアーティストの事務所から直接電話が入ったのだ。
「削除しないと訴えますよ」と。
一報を聞いてすぐに嫌がらせだと判断、念のために事務所に電話を入れたところ「そんな事実はなく、むしろ歌ってもらいたい」との回答。
やっぱり。

色々目立つことをやってると、それをやっかむ輩は必ずいる。
何も歌に限ったことではない。
やっかみだけでもない。
人から人へと間違った情報が伝えられ、知らないところで煙を立てられ、それでも周り回って自分の耳に入ってくることも珍しくない。

出る杭は打たれる。
それは仕方ない。
でも物事の本質から逃げるよりはましだ。
世の中には、水に流せることと流せないことがある。