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グルテンがカンジダ菌という菌に与える影響について解説します



   前回に続き、グルテンの悪影響をもうひとつ紹介したいと思います



   それは「腸カンジダ菌」を増やす可能性です。



  カンジダ菌とは?


   カンジダ菌は日和見菌のひとつで、本来は善玉菌でも悪玉菌でもない菌です。

   腸だけでなく、皮膚や全身のいたるところに存在する「常在菌」です。



   通常の状態であればカンジダ菌は丸い酵母の形をしています⬇️

   基本的にカンジダ菌はこの状態であれば無害とされる菌ですが、腸内で異常に増殖をすると、有害な菌に変化してしまいます。

   カンジダ菌が増殖すると、カビのように菌糸の根を伸ばして腸の粘膜にこびりつきます。



   下の図はキノコ類が菌糸を伸ばしている姿ですが、カンジダ菌も増殖しすぎると同じように菌糸を伸ばしていきます。




  そのため腸カンジダ菌は、「おなかのカビ」と呼ばれることがあります。


    この状態でやっかいなのが、カンジダ菌から伸びた菌糸により腸の粘膜が傷つくことです。

   腸粘膜がボロボロになり、リーキーガット症候群を起こす原因になります。


   リーキーガットは、腸のバリア機能が低下することで有害物質が体内に取り込まれ、さまざまな不調の原因になる症状です。



   さらにカンジダ菌はアセトアルデヒドなども発生させるため、体内に有害物質がどんどん溜まり身体の不調を起こします。
   

  



  菓子パンをやめられないのはカンジダ菌のせい!?


   
    小麦に含まれるグルテンがなぜカンジダ菌によくないかというと、カンジダ菌にとってグルテンは好物のひとつだからです。

   小麦製品の食べ過ぎていると、カンジダ菌を増殖させてしまう可能性があります。


   グルテン自体に腸粘膜の細胞のタイトジャンクションを緩める作用があるのに、さらにカンジダ菌が腸内で増殖していたら、グルテンを食べることで腸のバリア機能はどんどん低下していきます。


   カンジダ菌の好物はグルテンだけではありません。
   糖質もカンジダ菌の好物です。
  糖質の中でもデンプン質よりも、砂糖のような単純糖質が大好物です。

   そのため甘いパンのような「グルテン + 砂糖」のような食べ物は、特にカンジダ菌を増やしやすい食べ物といえます。

   さらに恐ろしいのが、カンジダ菌が腸で増殖すると、脳に甘いものを食べるように指令を送り、甘いものへの欲求が止まらなくなるといわれることです。


   もし、甘いものをやたら食べすぎてしまう、やめたくても甘いものをやめられない、という症状をお持ちの場合は、腸カンジダの増殖が原因かもしれません。







   今回はカンジダ菌とグルテンの関係について書きました。


   腸のカンジダ菌は自覚がなくても増えてしまっていることの多い菌です。

   グルテンフリーはカンジダ菌の増殖を抑えるのに有効な食事法です。

   グルテンフリーにすると体調が一気に改善する人が多いのは、腸のカンジダ菌が増殖している人が多いからかもしれません。

   ただ、腸カンジダは甘いものへの依存性があるため、グルテンや砂糖を絶とうとしてもなかなかやめることができない、とてもやっかいな菌です。
   
   次回は、カンジダ菌の具体的な対処の仕方について、詳しく書いていきたいと思います。




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