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こんにちは。

かつて漫画「ROOKIES(ルーキーズ)」で川藤先生のこんなセリフがありました。

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人に好かれたいなら 人を好きになることだ
やさしくされたいなら やさしくしよう
自分を信じてほしいなら 人を信じよう
俺は・・・俺を信じてほしいから おまえを信じる
・・・・・・

人間関係というものは一方的な主張では成り立たず、相互の理解には相手の立場に立って考えることが大切だというメッセージだといえますが、これはそのまま企業と自分が向き合う就職活動にも当てはまります。

就職活動でなかなか結果が出ない学生を見ていると、どうしても「私にとって」「私のために」という自分目線から離れられず、自分が選ばれる側に立つ選考段階に入ってもなお、企業からの自分への優しい働きかけを待っている姿が目立ちます。

そこにあるのはやはり「私にとって必要だから受けている」という姿勢であり、それが叶うのは「相手にとっても自分を必要だと思ってもらえること」という大切な考え方が抜けているのです。

だから志望動機も終始「私の希望、願望」ばかりを繰り広げ、面接に行っても自分は緊張しているからと無表情。むしろ面接官が優しく笑顔で迎えてくれ、自分を安心させてくれることを期待していたり・・・

それはまるで好きな人に勇気を持ってプロポーズに行ったはずなのに、その人に「よしよし、緊張しなくていいんだよ…大丈夫だよ…聞いてあげるから言ってごらん」となだめてもらうようなもの。

そんな姿勢で自分にとって必要な相手に、自分のことも必要な人だと思ってもらえるだろうか?

結局、企業も学生の笑顔ひとつ取っても、外見の良さやマナーの出来不出来を見ているのではなく、そんな双方が必要とし合えることの大切さを理解し、姿勢として示せる人間かどうかを見ています。
そして最も評価できないのは、相手の気持ちなど眼中にない「私にとって」「私のために」という気持ちに支配された自己中心学生だといえます。

相手にやさしくされたいのであれば 自分からやさしくなろう
相手からの笑顔がほしいのであれば 自分から笑顔になろう
自分にとって必要なら 相手にとっても必要だと思ってもらおう

就職活動は自分の思いを買ってくれて内定が出るのではなく、企業があくまで自社にとって必要な人間だと思った時に内定が出ます。
ならばどんな向き合い方をするのか?

それをしっかりと実践できて初めて皆さんにとって企業へのプロポーズは成立するのだと思います。

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