_『180311「ジキルとハイド3」を観て…』

_https://youtu.be/Ph0SWhRRuEQ

_こんにちは。
_2012年に、それまでの鹿賀丈史さんから石丸幹二さんに主演をバトンタッチして、今回で第3弾目の『ジキ…ハイ…』。
_今回の目玉は、ジキルを心で愛する娼婦ルーシー役の、浜田めぐみさん⇒笹本玲奈さんへの交代、そして、ジキルの婚約者で貴族令嬢エマ役の、笹本玲奈さん⇒宮沢エマさんへの交代だったのではないでしょうか。
_比較論をするのは、役者さんにとっても失礼ですし、見方もまた、人それぞれなので、避けますが、新しいルーシー像、エマ嬢像に仕上がっていたのでは…と感じました。
_笹本ルーシーは、内に純な心を秘めながらも表面は強く…的な、女優笹本玲奈さん的キャラクター、一方で、宮沢エマ嬢は、世間知らずのお嬢さまではなく、勝ち気で、ジキルに対して底深く、姉のような愛情を注ぎ込む…的な、女優宮沢エマさん的キャラクターそのものになっていました。
_このふたりの演技の見せ場は、やはり第2幕で、それぞれがジキルへの想いを独白的に歌う重唱曲「その目に…』なのですが、前述のような感想をひしひしと感じさせられました。
_とかく、キャスト交代は、何かと物議を醸す傾向がありますが、いやはやどうして、浜田に負けない笹本新ルーシー、笹本に負けない宮沢新エマ嬢のお陰で、次回公演への期待が持てました。
_ということで、よりパワーアップ、且つ、より安定感の感じられる、石丸幹二版「ジキ…ハイ…」第4弾の実現を心待ちにしております。