Stephen Malkmus - Spit on a Stranger (Pavement) | A Take Away Show

 

[Verse 1]
However you feel, whatever it takes

おまえがどんな風に思っても、なにがなんでも

Whenever it's real, whatever awaits

それが現実になるときは、なにが待っているとしても

Whatever you need, however so slight

必要なものはなんでも、些細なことでも
Whenever it's real, whenever it's right

現実になるときには、そうするべきときには


[Chorus]
I've been thinking long and hard

おれはずっと考えてきた

About the things you said to me

おまえがおれに言ったことを

Like a bitter stranger

嫌みな他人のように言ったことを
And now I see the long and short

それでいまはその意味がわかった

The middle and what's in between

なにからなにまで

Well, I could spit on a stranger (Pull me out)

まあ、おれは他人なんてどうでもいい(もうわかった)

You're a bitter stranger (Pull me out)

おまえは嫌みな他人だ(もうわかった)


[Verse 2]
Whatever you feel, whatever it takes
Whenever it's real, whatever awaits me
Whatever you need, however so slight
Wherever it leads, whenever it's right

[Chorus]
Honey, I'm a prize and you're a catch

なあ、おれはすごいやつだし、おまえも理想的

And we're a perfect match

おれらは最高に相性がいいじゃないか
Like two bitter strangers

二人の嫌みな他人
And now I've seen the long and short of it

それでもうわかったんだ

And I could make it last

最後までわかった
Well, I could spit on a stranger (Pull me out)

まあ、おれは他人なんてどうでもいい(もうわかった)

You're a bitter stranger (Pull me out)

おまえは嫌みな他人だ(もうわかった)

Well, I could spit on a stranger, pull me out

まあ、おれは他人なんてどうでもいい、もうわかった

You're a bitter stranger (Pull me out)
おまえは嫌みな他人だ(もうわかった)


[Outro]
I see the sunshine in your eyes

おれはおまえの目のなかに晴れ晴れとした光を見る

I'll try the things you'll never try

おまえが絶対やらないことをおれはやってやるよ

I'll be the one that leaves you high, high, high

おれがおまえを褒めたたえてやる、どこまでも、どこまでも

 

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  • 歌詞のストーリー

 日本語にするとこんな感じかなと思いますね。

 まあ他人に厳しい口の悪い恋人でしょうか? むかつくんだけど、あんがい相性がいいということに主人公が気づくんですね。自分と似ている、という気づきでしょうか。

 それで最後に嫌みな主人公が歩み寄る、という感動的なおち。つまりひねくれたラブソングですね。

 
  • わかりづらい英語表現

 (I see the long and short)は長いところから短いところまでわかる、つまり要点がわかるという意味みたいです。

 (I could spit on a stranger)こんな慣用句はないみたいですが、悪態をついているわけです。おれは他人につばを吐ける、他人なんかどうでもいい、という悪態。

 (Pull me out)は直訳すると(おれを引っ張り出せ)ですが、どうも言ってみれば(自分らしさを取り戻す、自分を出す)みたいな感じです。自分のなかから引っ張り出すわけですね、そこで(自分の心がわかった)というように訳しました。

 (I'm a prize and you're a catch)これもおもしろい。a prizeは(価値があるもの)、you're a catchは(あなたは理想的な結婚相手、つまり他人を惹きつける人)という意味。

 

  • 味のある弾き語り
 スティーヴン・マルクマスが偉大なギタリストの100位以内にランクインしていましたが、この動画だとかなり味のある巧みな弾き語りをしていますね。
 曲のアレンジをうまく表現できていて、まあ丁寧ではないですが素晴らしい演奏です。ペイヴメントというとローファイサウンドが特徴的ですが、この動画のような弾き語りのうまさもランクインした一因なのではと思いました。