これはわたしが
3歳くらいの頃の話です



3歳の頃の話なので
夢でもみたのか
作っちゃった話だろうと思われた方は
フィクションとして読んでいただいても
良いかと思います



わたしの得意分野の能力なんですけど
わたしは自分が集中してるときの体験を
マルっとまるごと
どこかに保管していて



その体験にフォーカスというか
アクセスすることで
マルっとまるごと
再現フィルムのように見ることが
できるのです



再現フィルムとはいえ
その体験のときの声、お天気、気温、
風が当たる感覚までマルっとまるごと
元通り感じられるのです




すごい記憶力がいいわけではないので
勉強には通じません 笑笑



前置き長くなりました



3歳の頃、母方の親戚みんなで
天草の海岸でキャンプしたことが
ありました



母の兄ふたり、伯母ふたり
いとこが4人
うちの両親と私です



海辺だし、屋外で火おこしして
ご飯食べたりするし
いとこたちと寝るギリギリまで
遊べるので
私は異常に興奮していました
ちっちゃい子アルアルです



そらそろみんなで寝るぞ、と
声かけられて
屋外施設のトイレに行ったり
歯磨きしたりして
だいたい同じ時間に就寝しました
寝るための施設は
テントではなく、木造コテージです



50センチ四方ぐらいの
四角い窓



内海で海の音がするけど静かな夜
月が出ていて
月明かりが窓から差し込み



わたしはみんなが寝息をたてていても
さっきまで興奮していたからか
まったく寝つけません



わたしは母の隣で
月明かりが差し込む窓を
横向きに寝転がりながら
じっと見てました




その窓の月明かりが
何か黒っぽいものにさえぎられ
えっ⁇となった私



わあ、なんだろう⁈
月明かりのせいで
逆光気味なんだけど
顔が見えちゃって




あああ〜、、、
人間じゃないの、見ちゃった



頭にヒレがついてて
目がひとつだし
じっとこっち見てるし



後づけになりますけど
アレに似てます
半魚人



タオルケットを被って
見なかったことにしたい〜
どうしよーどうしよー
ガッツリ目が合ってる〜



しかし不思議と
恐怖ではない感覚




よし、起き上がるぞ!
ガバッ



そうしたら半魚人さん
パッと窓から離れて
逃げたようです



わたしはやっとここで
「何かがいた!のぞいてた!」と
大騒ぎして父や伯父たちを起こしまして



父、伯父たちオトナの男軍団が
すぐにバーっと扉開けて飛び出して
追っかけて行きました



3人とも何ものかを追いかけて
走ったのは間違いないのですが
でも、取り逃したと言ってました



いまでもたまに
あの、謎の者を追いかけて走ったこと
父も覚えてて話したりします




ディズニーシーで
海底二十万里に乗ると
なんとなく似てる子たちが
出てきて、微笑ましいです



ちなみに私の祖父も海育ちで
私がだいぶ大きくなった頃
海上のボートの上で
海坊主に遭遇した話をしてました



陸の上では人間がえらそうに
すべてを凌駕したかのように
振る舞ってますが



山の中、森の中、海など
人間の踏み入れない場所など
多々ある中で
知らない知的生命体も
間違いなく地球にひっそり共存していて
彼らにも畏敬の念を持ちながら
過ごすのが大事じゃないかなぁ、と
思うのです



ではーー🎵