セミが鳴き続けます。
一生の大半を地中で過ごし、生涯のフィナーレを命の限り鳴き続けます。
さて、大のセミ嫌いのムスコはこの蟬時雨の季節、玄関を出るのも恐怖。
玄関を出た途端に、白兵戦の兵士の様にまわりを気にして小走りして行きます。
生涯を終えようとしているセミは、時に特攻隊よろしく体当たりしてきます。
先日のは凄まじかった。
サッカーの試合で夜遅くなり、自宅マンションに着くと、我が家の前付近の外灯に3匹のアブラゼミが「ミ、ミ、ミ、ミ、。」と鳴きながら狂ったように飛び回っていました。
敵は我々人間を見つけるやいなや、飛びかかって来ます。
ムスコ、「ンア〜〜〜〜⁉️


もう、ムリ〜〜〜〜

」
おうちを目前に、地団駄を踏みながら叫んでます。
彼は声変わりした15歳でございます。
おい、ご近所さんが、何事かと思うだろ!
ムスコの顔を見たら、顔色が血の気が引いて土気色だし、目が笑ってないし。
マジ無理なんだとは分かったけど。
セミは益々暴れ、戦場はますます集中砲火の様相でありました。
「ンア〜〜〜〜⁉️ オレ、家入るのムリ〜〜‼️
野宿でいい〜〜‼️」
と叫ぶムスコ。
だから、ご近所さんが何事かとビックリされるってば。
セミは無限大∞のループを作って飛び回る。
オットが手にしていた郵便物でその∞の軌道を飛ぶ3匹のセミをバンっと撃ち墜としました。
一瞬墜落し、おとなしくなり、
「ミ、ミ、ミ、ミ、。」と声を絞り出すセミ。
「うわ〜〜‼️ ムリ〜〜‼️」と腰を抜かすムスコを壁際に、私が盾になりながら
「ムリじゃない! ヤツが飛び上がる前に部屋に入るよ!」
「ンア〜〜〜〜‼️」


「うるさいっ!」
もう、5歳児のようになってるムスコを引っ張って、盾になり続けながら玄関を開けて突入。
バン。
玄関ドアを閉めた途端、訪れた平和。
こうして終戦を迎えたのであります。
乱筆乱文、失礼いたしました。