今日は、初めて「龍馬伝」をリアルタイムで観ました。日曜日のこの時間は意外と落ち着かなくて、いつもは深夜にビデオで観ています。リアルタイムだと、twitterでも孫正義さんが盛り上がっていたりして、息づかいまで伝わってきます。これもまたtwitterのすごさかもしれません。かつては大河が盛り上がるとお茶の間が賑わいでましたが、いまでは大河を観た孫さんの言葉でネット上が揺れるのです。


それはそうと、「龍馬伝」も面白くなってきましたね。毎年の大河にはいつも明確がコンセプトがありますが、今年はずばり「心までもが貧困になってしまった世代へのメッセージ」ですね。下級武士(下士)出身の龍馬は、まさに下流社会に生きるワーキングプアの投影。彼がないないづくしの境遇にあっても、いかに志を高く持ち続けて、時代を切り開くために行動していったかを描くことで、いまの時代に立ちこめる脱力感に奮起を促しているのですDASH!


今日は吉田松陰が龍馬を殴るシーンがあり、人の心を見事に掴んでいたと思いますが、私が共感するのは黒船の脅威を目にした龍馬が、「剣は役にたたない」との思いを告白して千葉道場を追い出されるシーン。この龍馬の姿は、たまりません。「常識を疑うこと」の大切さをこれほどインパクトのある行動でしめすのが、龍馬の魅力ですね。ものごころついてから、常識を疑うことだけは誰にも負けない気質だった私などは、龍馬の行動力とバイタリティーにあやかりたい一心です刀




分析のモノサシの4つめは、「距離感を推し量る」。


山田真哉氏によれば、さいきんの売れ筋のキーワードは、「ステーショナリー」つまり文房具。このところのベストセラーには、『ステーショナリー・ハック!』『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』のように文房具的なツールを紹介している書籍がきわめて多い。


この理由は、ずばり消費者との「距離感」の近さ。ビジネス書であれば、読者との距離感が近いほど、売れるわけです。「すごい人」の象徴である勝間和代さんがここまで売れているのは、ステーショナリー的なものを紹介することで、「私にもできるかも」と思わせ、読者との距離を縮めているから目



これをいわゆる士業の行う顧問契約の例で考えるとどうでしょうか。税理士や社労士の顧問契約は、消費者との距離感がきわめて遠い商品のひとつです。だから、仮にめちゃめちゃ優秀な税理士がそのすごさを縦横無尽にPRしたとしても、なかなか消費者との間の距離感が埋まることはないものです。


ところが、税理士が自ら決算書や経営計画書を誰よりも効率的にスピーディーに作成するときのステーショナリー的なものを見せられたら、距離感はいっきに縮まりますね。これは、もちろん社労士における給与計算や保険申告、人事制度などでも、おなじことです音譜



山田氏は、家電量販店でのマッサージチェア、マネキンに着せられたセーターなども、典型的な「距離感を縮める手法」だといいます。士業の顧問契約でいうなら、実務セミナーの開催や業務ツールの販売などがこれにあたるでしょう。


そして、時代の流れはさらに次の段階へ。いまは、より「物量」に重きをおく時代になってきています。山田氏の例では、資生堂のシャンプーのコマーシャル。年代、雰囲気、髪型などがまったく異なる女性が多数登場することで、見ている人に「あっ、私と似ているかも」と思わせ、距離感を縮めているのだというのです。


これを顧問契約に置き換えて考えるとどうでしょうか。答えは・・・ニコニコ




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