今日は、この冬はじめて鈴鹿にも雪がぱらつきました。2月になって「初雪」とはいわないでしょうが、朝起きたらびっくりでしたね。本当に寒い1日でしたが、たまにも雪を目にするのも悪くはないものです
下は、小雪が舞うところを撮ったつもりですが、霧がかっているようにしか見えませんね。。
分析のモノサシの3つめは、「身体感覚で形状をとらえる」です。
あらゆるものの形に注目して、自分の体の大きさや機能と比較してみるのです。人間は、だれしも潜在的に自分の身体感覚を基準にものごとを判断しているので、意識して目にするものすべてを身体と比べてみるだけでも、意外と発見があるものです。
山田真哉氏は、つぎのような例を挙げます。
表彰台は、たいてい1位と、2位3位との高さが、20~30センチくらいちがう。
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おそらく、「頭1つ分」のちがい。頭1つ高いことで、優越感を感じることができる。
500ミリリットルのペットボトルは、なぜあの高さなのか?
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おそらく、もっとも身近なサイズである、手の平を広げた大きさなのでは。
たとえば、こんな例も考えられるでしょう。
ビジネス書類では、なぜA4が標準サイズなのか?
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ミスプリントしたとき、両手で機能的に破り捨てられる大きさだから。
畳は、なぜ長方形なのか?
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横になる布団に近い形状の方が、床に近づいてリラックスできるから。
ここからは、こんな仮説が生まれます。
「人間は、書き出したものが誤りだと気づくと、すぐに破り捨てたくなる生き物」。
「日本人は、精神的に床に近づけば近づくほど、気持ちを落ち着けることができる」。
もちろん、これらが正しい分析かどうかは、まったく別問題です。でも、身体感覚を分析のモノサシとすることによって、新しい「視点」を見つけることができるという点においては、大きな意味があるといえるのです