不況も底を打ったという見方が強いですが、三重で仕事をしているかぎりでは、景況はまだまだ底のままといった気がします。地元でのトピックにアンテナを張っていても、やはり元気な企業は少ないですね。


でも、毎日のように経営者の方とお話しをしていると、伸びている会社、輝いている会社、ワクワク感がいっぱいの会社も、たくさんあります。私の感覚では、特定の業種や業態が良いというよりは、経営者の発想や行動力の違いの方が大きいような気がします目



それで、最近ふと思ったのは、これからの経営には、リバイバル発想が大事なんだということ。狭義には、これからの時代のマーケティングといってもいいですが。とにかく、今は不景気で財布のひもが固いだけでなく、圧倒的に供給過多の時代。何だかんだいって、みんな欲しいものはひと通り手に入れている。


こんな時代にこれから輝こうと思ったら、やっぱり真っ向から新しいものを生み出そうとか、一発ホームラン狙いの営業戦略を講じていたのではだめ。それよりは、徹底したリサーチに基づくリバイバル発想です。音楽の世界でも、メロディーや楽曲構成からいったら、いま売れているのは圧倒的にリバイバルアップ



いまイケてる経営者は、実はこのリバイバル感覚に長けているのですね。業界によって、サービスによって、5年前、10年前、15年前・・・いつの時代の傾向がリバイバルできるかはまちまちですが、とにかく何がハマるかを戦略的に検証していくしかない。


ファッションやフード、コンテンツ系のビジネスではまったくの常識に過ぎないことが、それ以外の業界では圧倒的な「目のつけどころ」の違いとして表れてきたりします。たとえば、あなたの業界、業態では、バブル崩壊の頃は何が流行っていましたか? あるいは、オイルショックの頃には?



こんな思考実験と、それに基づく検証が、これからの時代、新たな息吹を吹き込むためには大切ですね。あなたは、どんな「目のつけどころ」を持って、何をリバイバルしますか?



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