プロの職業人に必要なのは、高度な知識や技能とともに、誇りと使命感です。
だから、本物のプロは、必要以上にお客様にヘコヘコすることはありません。
これは、料理人、美容師、医師、コンサルタント、営業マン、どれも同じです
どの道のプロにお会いしても、だれとでも毅然とした態度で渡り合う人ばかり。
分かりやすくいえば、自信と誇りに裏打ちされたある種の「生意気キャラ」だということ。
だから、常に自分のペースで仕事をし、お客様にもはっきり自分の意思を伝えます
私は、プロというのは、それでいいのだと思っています。
だれだって、自分がお客の立場のとき、べつに「神様」のように扱ってほしいわけじゃない。
今もっとも必要とするニーズに応えてくれるのなら、むしろリードしてくれた方がいい
でも、1点だけ、忘れてはいけないことがあります。
それは、プロは、相手を尊敬する目線を持たなければならないということ。
どんなにレベルの高い人でも、この意識のない人はダメだと私は思っています
私も、かつて、とある専門家にある仕事をお願いしていたことがありました。
それは、知識も経験もノウハウも十分に持っている素晴らしい方でした。
でも、その人には、依頼者に対する敬意がまったく見受けられませんでした
もっぱら自分のすごさばかりを誇示し、相手の心の声を聴く姿勢はまったくない。
知識のない相手を見下し、軽視するような態度は、同じ人間として許せません。
私は、迷うことなく、すぐにその専門家への依頼業務を解約しました
プロは、レベルが高くなればなるほど、何も知らない素人を尊敬するものです。
お客様からお金をいただいて仕事をする人は、だれしも何らかのプロです。
私は、常にこの視点を大切に仕事に向き合っていきたいと思っています