この物語は私と祖父が過ごした全ての真実。

祖父の家には金銭欲、色欲、権力欲…欲求に取り憑かれた人しかいない「常識」など一切通用しない世界



しかし人間の醜さが実は生きる糧になり、私自身も「常識」を壊されていく中で心が自由になっていく…

「普通はさ…」が無くなっていく世界がこんなにも心地よいだなんて



高齢化社会の今私達が抱える介護問題。
未だ親は子供が介護するのが「常識」となっている



しかし祖父との時間は常識の外にある不思議な世界。

この世界を知る事で、現実に苦しんでいる人達の何かが変わるのではないか…?

そんな思いから、一家の恥でもある全ての真実をリアルに描こうと思いました。













「後悔先に立たず」





「クソじじい!ぶっ飛ばす❗(`Д´#)」









「‥‥‥。」









「いつかおじいちゃんの事、全部書いて❗(`Д´)‥」









「‥‥‥。」










「実名で書いて…本出してやる❗(`Д´)」











「‥フッ‥‥おもしれぇ(笑)」











「(`Д´ )❗❗」










「い〜よ🎵🎵」










「こんな思いする為に…ここに来た訳じゃない!!」











「俺は頼んでねーよ。」











「チッ…!このまま終わる女じゃねーし!タダじゃ転ばないから!ヽ(`Д´#)ノ💢💢」










「………。」











「本の印税で暮らしてやっから!覚えてろよ!(`Д´)ハァハァ‥ゼェゼェ‥」






「…やってみな(笑)」










「チッ!(`Д´#)」











祖父が亡くなって14年





机の奥に閉まったままの










700枚の原稿用紙。











「おじいちゃん‥そろそろ、いいよね?」










仏壇に話しかける。










「後妻業の女」観に行った時…思った。





(後妻業:財産目当てで高齢者男性を狙い、入籍あるいは内縁関係になった後、遺産を根こそぎ狙う事)






現実はもっと醜い










もっと残酷で…



 


もっともっとしんどい










そしてもっと‥










面白い‥‥と。













「三田梅吉という人」新連載スタート























          第一章 



























平成20年 7月20日







私はこの日、若さという残酷さを知り














自由だった時間を














悔やむ事になる…そして





不思議な世界へ導かれて‥いく。











そこはとても美しく











不気味な世界だった‥








( 7月20日 南坂戸 )












「あっつ…いな‥もう( ´Д`)=3」












連日による猛暑











午前4時。



 


あまりの暑さに目を覚ます












「ふぅ=3‥‥ガラガラ(つ∀-)‥」











窓を開け、風を入れようとするが












「臭っ!!(`Д´)‥何この匂い‥‥」











鼻をつく生臭い匂いが











突然部屋に‥入ってきた






「ガラガラ‥ピシャ!!‥(`Д´)チッ」











窓を閉めエアコンをつける












「ポチッ…(´Д`)ハァ…涼しい」











冷たい風が再び眠気を誘う…











「……(。-ω-)zzz. . . 」












この時は異臭の意味など












知る由もなかった…












「(。-ω-)zzz. . . ガッ‥ゴゥ‥」

















































エピソード2「自由だった時間」













午前6時 南坂戸。











「プルル‥プルル…プルル🎵」












家中に鳴り響く電話の音で、再び目が覚める。






「うっるさいな‥(`Д´)チッ」











「プルル‥プルル」












「何なの?こんな朝早くに!(`Д´#)」











「プルル…プルル」











「何で電話に出ねぇんだよ!(`Д´)」


↑実家暮らし。












苛立ちながら電話を取りに下におりる。




「あれ?‥誰もいない??(`Д´)」












下で寝ているはずの父親と母親が‥いない











「プルル…プルル」


↑無限に鳴り続ける












「チッ…しつけぇな‥💢(`Д´#)」











「もしもし?(`Д´)💢」


↑大体、電話はキレ気味に出る。











「ゆみ!?お婆ちゃんが亡くなったから、今すぐにお爺ちゃんの家に来なさい!」










「え?…亡くなっ?…(`Д´)」











「分かった?ガチャン❗❗…」











「ちょっ…どういう…?(`Д´)」






「プー‥プー‥プー」











「………。」











おばあちゃんが…











死んだ……?












「………。」
















エピソード3に続く