米ドル建一時払い終身保険の利率が上がってる
米ドル建一時払い終身保険とは、契約時に一括でお金を支払う保険で、特徴としては契約時の利率で固定されるということだ。
なので、米ドル換算では数年経って解約すれば支払った金額よりも多く戻ってくるので貯蓄代わりに利用する人も多い。
ただし、あくまで
米ドル換算で
である。
そこに、為替が絡んでくるとその時の為替によっては元本を割る可能性もあるという商品だ。
一年前までは、こういった商品の予定利率が低かった。
ところが、ここ最近になって予定利率がすごく上がっている!(なぜ上がっているかの詳細は割愛する)
予定利率が今の水準だとこの商品の魅力もかなり上がってくるのだ。
今、ドル円の為替は約142円
数年前の水準は約110円のためその頃に比べるとかなり円安になっている。
そうすると、今円からドルに変えたら損じゃない?
と思うだろう。
確かに来年以降のことを考えると為替は130円〜140円で推移するとの見方が多い。
だが、来年度になると確実に予定利率は下がる(これも詳細の理由は割愛)
実は予定利率が高いと、その分為替リスクをある程度吸収してくれるという側面がある。
ざっくりと説明すると、利率が高い分、米ドルの元本が大きく増えるから、ある程度年数をおけば、為替リスクは大きく下がる。
商品にもよるが、大体今契約して10年ぐらい寝かせておけば、10年後の為替が107円より円高にならない限り円換算での元本割れはしない。
逆に107円より円安になれば、利益は出るのである。
そうはいっても外貨預金とかでもいいんじゃね?
と、思う人もいるだろう。
しかし、外貨定期預金は3年や5年満期までのものしかないので、それ以上長期で今の利率で寝かせておきたいのであれば保険もいいと思う。
外貨定期預金10年のものも金融機関によってはあるみたいだが、金利は少し低かったように思う。
今の予定利率の状況だと、米ドル建一時払い終身保険を使うのはありだと思う。