こんばんわ。

ジュン・マユミです。


ジャニーズ問題。
個人の告発記事がネット上に出ていると読む。

罰を与えるべきだ、法を整備すべきだ、などの議論はまず置いておいて、

私が関心があるのは【心】である。


【気持ち】


カウアンさんを始めとして、たぶん何人かの発言を見たと思うのだけど、この記事は心情がリアルに表れていて、刺さった。。。



「ジャニー氏への感謝と、人間関係が壊れることを恐れ、これまで性被害について誰にも話してこなかった」


と書かれていて、もちろんそれもそうだろうけど、

何より彼自身が、現実を受け入れられなかったのだと思う。


10代という人生の最も美しい時期に、一生懸命に取り組んでいた事。


「例えそれが、結果叶わぬ夢で終わった事だったとしでも…


夢を持って、輝いて、生きていた。」



そう心のアルバムに記す事で、

美しい思い出とする事で、

自分を肯定したかったのではないか。


ところが、同じ部分を他者からの視点で見ると


「権力の下、性を搾取され、気に入らないとなるとポイ捨てされた」



こんな事、平気で認められないと思う。


自分の視点と、他者の視点の乖離。


他者の視点を認めると、あまりにも惨めではないか。当時の自分が全否定されるではないか。


自分が美しいと思い込んできた事、

輝いて思えた事、

それが実はドロドロとしたまがいものだった


そう突きつけられ


さあ、君はどう考える、

どちらが真実だと思う?


と問われ、自分の心と真っ直ぐ対峙した時


本当に自分はただ、純粋な気持ちばかりだっただろうか?

本当にキラキラした瞬間ばかりだっただろうか?


なんか変

本当は嫌

気になるけど蓋をする


そんな事なかったかな?


そう言えば

そう言えば

…。



催眠術は、受ける本人が【かかりたい】と思っていないとかからないらしい。


この方も、長い間【美しい夢を見ていたい】と思い続けていたのではないだろうか。


そうする事で、ネガティブな気持ちは分離され、幽霊のように彼にまとわりついていたように思う。


ネガティブな気持ちを受け入れること

これも自己統合と言うのかな。


私もこの記事の筆者と同じように、これからの彼に明るい光が差しているように思う。