心音のブログ-皐月バナー





あくまで自分の記録の為にメモしたものであり、
ネタバレあり です。イヤな方はバックして戻ってくださいね。











(やっぱり夢じゃなかったんだ…)
アロマの香りを嗅ぎながら、ソファーで眠りそうになっていたのは覚えていた。
(皐月さんがベッドまで運んで…恥ずかしい…。大失態だよ…。とりあえず、着替えて気分を入れ替えて広間に行こう…!)


着替えて、広間へと向かうと皐月さんと、雑誌で見たことがある顔があった。
(あれって、北大路祥子だ…
往年の国民的女優の風格はそのままだな…)
(うわぁ…悠月さんに、そっくり。皐月さんは、お父様似なのかな…?)


皐月「おはようございます。○○さん」
美朱「おはようございます!あの…」
皐月「ご紹介しますね。母の北大路祥子です
   理由は話してありますから、ご安心ください」
美朱「は、初めまして、○○美朱と申します!
   昨夜から、お邪魔して…そのすいませんでした」
(なんだろう…さっきから冷たい視線を向けられている気がする…)

祥子「…そう」
(怒っているのも仕方ないよね…。北大路家のご子息のスキャンダルだもの…)
祥子「それで皐月、彼女はいつお帰りになるの?」

皐月「ことが収まるまで、ここにいてもらうつもりです」
祥子「貴方なら、1日でどうにかできるでしょう?なるべく急いで処理をしなさい」
≪確かに!芸能スキャンダルなんて北大路の力で揉み消せちゃいそうだもんね。
皐月さーん、ついでにこのおかあさんも何とかしてくださいな≫

祥子「…一般の女性が物珍しいのかもしれないけれど
   戯れも過ぎると傷にしかならないって学んだわね」
皐月「母さん!」
それだけ言うと、祥子さんは立ち去ってしまった。
(私と関わるなって言ってるんだよね…
そりゃそっか…きっと北大路祥子から見たら、「どこの馬の骨」ってかんじよね)


皐月「○○さん、申し訳ございません…」
美朱「いえ、大丈夫です!そんなことより、ヘンにお邪魔になってしまって…
   あ、何かお手伝いできることはありませんか?」
皐月「手伝い、ですか?」
美朱「ええ。ただお世話になっているのも申し訳ないんで…」

皐月「ふふ、○○さんはお客様なんですから、そんなことをする必要はありません」
美朱「でも!」
皐月「メイドがなんでもやりますので、ゆっくり休んでください
   今日は天気がいいので、テラスで朝食をとりましょうか」
(メイドさん…か。それじゃあ私の出る幕はないな…。このままぼんやりしていてもな…)


その後も皐月さんに頼んでみるものの、お茶やお庭の散歩、
果てにはテニスに借り出されて…。
お手伝いなんて、何1つさせてもらえなかった。
≪メイドさんが居るからって納得してなかったのか…≫


○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。


そして、夕食の時間になり皐月さんと2人で、
専属シェフが作った高級フレンチを前にしていた。
(なんだか今日1日で、疲れちゃった…。こんな、皇室の人みたいなライフスタイル…
実は、セレブの人たちって、退屈じゃないのかな…
誕生日やクリスマスなんかでもないのに、フォアグラがテーブルに並んでるし…
わ…すごい大きいワインセラー…)
≪いやいや、誕生日でもクリスマスであっても、庶民の食卓にフォアグラは出てこないからw≫


皐月「この肉は先日フランスから入ってきた新鮮な肉だそうです」
美朱「そうなんですか…!すごく美味しそうです…!」
(美味しそうなのに…喉を通らない…)
≪えー!たった1日でもうギャップに悩まされてるなんて…変わってあげたいw≫
美朱「あの…食事中にすいません」
皐月「どうされました?」
美朱「なんだか、体調が優れないので、今日は休ませてもらっていいですか?」
皐月「大丈夫ですか?医者を呼びましょうか?」
美朱「大丈夫です!寝ていればよくなりますから…それでは、失礼します…」
(これ以上いたら、嘘だってバレちゃいそう…早く部屋に行こう)


部屋に戻り1人になっても、高級そうな家具に囲まれているせいか、緊張してしまう。
(やっぱり別世界…)

コンコン
美朱「…皐月さんですか?」
皐月「はい、少しいいでしょうか?」
ガチャ

皐月「体調が優れないところ申し訳ないのですが、ちょっと出かけませんか?」
美朱「え…でも…」
皐月「少しだけです。もし、苦手だったらすぐに帰りましょう」
美朱「…わかりました」
(どこに連れてってくれるんだろう…)


○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。


美朱「歩いていける距離なんですか?」
皐月「ええ。車で行くとバレてしまいますから、いつもそこに行くときは徒歩なんです」
(バレるって、誰にだろう…)

皐月「ああ、見えてきました。あそこにお連れしたかったんです」
美朱「?」

皐月さんが指さした先にあるのは、普通のラーメン屋だった。
美朱「もしかして…あのラーメン屋さんですか?」
皐月「はい、ラーメンはお好きですか?」
美朱「好きです…」
皐月「よかった。ここは私のお気に入りのラーメン屋なんです」
(皐月さん…私が夕食食べられなかったから、わざわざ連れてきてくれたんだ)

美朱「…皐月さん、ありがとうございます」
皐月「ふふ、何のことでしょうか。さ、入りましょう」


店主「らっしゃい…おっ、久しぶりじゃねーか。今日はゆづ坊じゃねーのか」
皐月「ええ。こちらは、○○さんとおっしゃいます。いつもの2つください
   私のお薦めなんです
   ぜひ、それを食べて頂きたくて、勝手に注文してしまいすいません」
美朱「いえ…!そんなことありません…」
(常連さんなんだ…)

皐月「意外ですか?」
美朱「え、ええ…。ラーメンを食べるにしても、超一流の個室で…とか」
(そんなお店ないだろうけど…)


野菜とお肉が山盛りになったラーメンが目の前に置かれた。
美朱「頂きます……美味しい!」
皐月「そうですよね?
   昔からここのラーメンは好きで、母に内緒で悠月と食べに来ていました」
≪祥子さんって女優さんの前は庶民の出じゃないの?そうだったら良かったのに…≫



心音のブログ


A:悠月さんもですか?
B:そんな昔からなんですね
C:ラーメン好きなんですね


B:そんな昔からなんですね


美朱「そんな昔からなんですね」
皐月「ええ、スイスに留学する前からでしたね
   スイスに行っているときも、時々懐かしくなりました」
美朱「それって、故郷の味とかみたいですね」

皐月「近いかもしれません。
   ご存知の通り、家はシェフがいるので家庭料理というものが分かりませんから
   ここのラーメンは、私にとって家庭料理なんでしょうね」
皐月「私がたまにここにラーメンを食べに来るのは秘密ですよ」
言いながら私のどんぶりに、卵を移し入れた。

皐月「これは口止め料です」
美朱「ふふ…では、美味しくいただきます」
皐月「はい、受け取ってください」

顔を合わせて、笑いあった。
(セレブだと思っていたけど、こんな一面もあるんだ…
少しだけ、皐月さんとの距離が縮んだ気がするな…)


すると皐月さんが小指を立て私に合図を送ってきた。
美朱「指きり…ですか?」
うなずく皐月さんの指に小指を絡めると、手の大きさが全然違うのに気がついた。

皐月「昔、悠月とよくやりました
   これをやると、いつも口の軽い悠月が不思議と、秘密を守ったんです」
美朱「へぇ、かわいいですね…」
皐月「美朱さんとも指きりをしましたからね。このことは2人だけの秘密ですよ」
美朱「ハイ!」

今まで見てきた紳士な皐月さんではない、新たな皐月さんを見られた気がした。




<次回予告>
皐月さんのちょっと意外な一面を見た翌日。
編集長「会社全員分のランチのケータリングだとさ!」
でも、やっぱりセレブな一面も!?

そして、ひょんなことからカジノに招待されて…。
皐月「…よろしければ、○○さんの家で勉強をさせていただけませんか?」
いきなり同棲!?話は急展開な方向へ!


<メール>秘密ですよ。


もうお休みになられてしまいましたか?

今回の件は本当に申し訳ございません。私がもっとしっかりと
注意をしていればよかったのですが…。

でも、○○さんが私の家にいるのは不思議ですが、正直楽しい気持ちもあります。
それに一緒にお気に入りのラーメン屋で食事をすることもできましたしね。
私があそこによく行くのは二人だけの秘密ですよ。

では、今夜はゆっくりとおやすみなさい。


北大路皐月



○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。●○。●。●○。○。



なかなか皐月さんの男の部分が出てこないですねぇ~
とっても紳士で少しの変化にも気遣ってくれる優しさに
嫌味がないんですよね~

どういうふうに本当の皐月さんが出てくるのか、楽しみにしている部分が
大きくって…いやぁ~毎日が楽しいwww

予告の同棲宣言!どーなるんだろう?
でもさ…風子さん居るよね???

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