福森晃斗はなぜ移籍したのか?

 

で検索すると、札幌で出場機会が減っていたからなようだ。

 

たしかに2021年まではスタメン起用がほとんどだったが、2022年からはスタメン出場は20試合程度にとどまっている。

とは言え、2023年は途中出場も含めて29試合に出場しているので、大きな戦力だったことは間違いない。

 

現に福森の抜けた札幌の低迷を見ると、存在の大きさが分かる気がする。

 

それほどの選手なのになぜ出場機会が減ったのか?

 

もちろん、チーム編成上の利用など色々あるだろうが、そこにうちが付け入る隙があるように感じる。

 

確かに彼の左足は脅威だが、守備に課題を抱えているのは事実。攻撃的なミシャサッカーだからこそ機能していたとも言えるわけで、守備を重視するチームだともっと出場機会は減っていたのかもしれない。

 

こちらのサイトでJリーグの様々なプレーデータが見られるのだが、「守備」の項目は9となっている。

 

 

ちなみに牛澤が15(10位)、山田が14(12位)であるので、スリーバックなので一概に言えないかもしれないが、CBとしてはかなり低いのではないか。

 

また、「自陣空中戦」も8と低い。6cmも低い牛澤が14(17位)なので、そもそも空中戦に参加する回数も少ないだけかな。

 

ただし、「ボール奪取」が13(13位)と高く、長井と同数値。この項目はボランチの選手が上位を占めていることからも分かるように、CBでありながらボランチのように振舞っていると言えるのかもしれない。

 

これらのデータから言えることは、守備よりも攻撃やビルドアップを重視して起用されており、空中戦には参加せず、むしろこぼれ球を拾うなどのボランチ的な働きをしているのが福森と言う選手なわけだ。

 

彼が横浜のキーマンであるのは間違いないので、ストレスを与え続け、思うようにプレーさせないことを意識したい。

 

シモンをぶつけてロングボールを当て続けたり、黒川と村田で福森の横を仕掛け続けたり、ボールを持った時には黒川と落合でプレスをかけ続けたりしたい。

 

とにかく彼を自由にさせないこと。

 

自分たちの良さを出す前に、相手の嫌がることをしよう。

 

これが勝利へのカギだ。