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誰かに喜んでもらえる仕事。

自分のやってる事をとおして人の笑顔が見られる仕事。

そんな仕事っていいよね。

 

いま、アイシングクッキー界隈で有名な人たちや、

講師をしているけど、そこまで表に出ていない人、

これからアイシングクッキーを上手くなりたい人。

そんな方達のブログなどを読ませてもらっているんだ。

 

そこに共通してるものを見付けたんだよ。

それはね、情熱。

そう、自分がこれから造り上げていく、

未来という名の現在へ込めた情熱。

これがさ、なんか見ていて気持ちいいんだな。

だって、みんな前を向いて歩いているから。

 

 

「いつかはあの有名な先生のようになりたい!」

 

 

そう皆から憧れられているプロの先生もさ、

いろんな苦悩を感じ、それ乗り越えて来たんだよね。

 

数か月前に、検索で偶然たどり着いたブログでね、

アイシングクッキーのワークショップを開催したという人の、

苦しい心の吐露を目にしたんだ。

 

 

「私の求めていた世界はこんなものだったのか?

 申し込んできてくれた初心者のみんなに、

 自分で作る事の楽しさや喜びを伝えたかったはずじゃなかったのか?」

 

 

なんか、ワークショップに参加してくれた方達に対し、

そして自分自身が築いてきたものに対し、

申し訳ない気持ちでいっぱいだったようなんだ。

 

 

「基本を練習しなくちゃいけないのは分かってる。

だけど、今日ここに参加してくれた人たちに、

今ここで、今日この日に、楽しさや喜びを分け与えるのが、

それが私の今日の仕事なんじゃなかったのか?」

 

 

海外で賞をたくさんもらった先生でも、

いろんな葛藤があるんだなと感じたよ。

そして、その情熱がまた彼女を強くさせるんだろうと思った。

 

みんなが目標にする有名な人なんだけど、

変にカッコ付けずに、自分の素直な気持ちを話す事ができる、

そんな素の人間性を見せてくれるのがいいなあと思うんだ。

 

 

で、そのブログ記事を読んだ時、

俺さ、その人がそんなに有名な人だと知らなかったんだよ。

その先生の心からの文章に「いいね!」を付けていて、

その時にそのブログ記事をお気に入り登録していたんだよね。

で、昨日ふと思い出し、

あれ?この先生ってさ、確かあの気持ちを話してくれてた人かな?と、

お気に入り登録をたどってみたらそうだったんだ。

 

今をときめく指先の魔法使いの先生でも、

そんな日もあるんだよね。

むしろ、そんな日があったからこそ今があるんだよね。

 

 

そういったアイシングクッキーに携わる人達の夢に触れていると、

ああ、人の情熱っていいなー!って思うんだ。

そんな姿に人間を感じるんだな。

それがどんなジャンルであっても、

何か頑張ってる人の姿って勇気をもらえるんだ。

そうじゃない?

 

みんながみんな裕福なわけではない。

誰もが時間に余裕があるわけでもない。

自分がやりたい事の前に、まずやらなければならない事もある。

それぞれの事情をやりくりしながらも未来を見ている。

それでも自分を信じてる。

 

 

アイシングクッキーってさ、たとえ誰かのデザインを模範にしても、

でも、やってる人はちゃんと自分で作ってるでしょう?

自分でクリーム作ってクッキーに模様を描く。

常に自分の手で作ってるんだよね。

だからこそ、より前向きな未来をを感じさせるのかもしれないね。

 

 

一昨年前に偶然知ったアイシングクッキー。

こんなにもいろんな人の夢や希望がたっくさん詰まっていただなんて。

だからこそ、あの小さなクッキーに人は魅了されるのかもしれないね。

俺も誰かにそんな夢を見させてあげられる自分になろう!

 

じゃあ最後に、元気が出る懐かしい歌でもいこうか!

 

ではまた!

 

 

森口博子さんで「夢がMORI MORI」