給食費の無償化について

鉛筆小池質問

次に、2つの最重点施策のうち、給食の無償化についてお聞きします。

 

 給食費の無償化の早期実施は、子育て世帯の経済的負担を軽減するだけでなく、将来への投資としても有益です。これまで我が会派は、義務教育における保護者の経済的負担軽減を重視し、小学校給食の無償化中学校給食の無償化を全員給食のタイミングとあわせ、より早期の実現を求めてきました。

先日の総務委員協議会では、長期財政の見通しとして、令和17年度までの歳出経費に毎年約7億円がかかる無償化経費を含んでも、実質収支が黒字を維持できるとの内容が示されました。必要な施策を実施しながらも、健全な財政を維持することは都市経営の基本です。

そのため、小学校給食費の無償化を恒久的に実施し、今後も中学校給食の無償化など子育て施策の充実や様々な課題に対応するための必要な施策を実施していく際、引き続き健全な財政状況を維持できる見込みがあるかどうかお聞きします。

 

 

マイク市長答弁

 次に、小学校給食の無償化についてお答えします。

 

これまでから、不断の取り組みとして、行財政改革を実施してきており、その積み重ねが本市財政の実質収支や、基金残高などに現れています。財政状況そのものが、年々、より強固になってきていることから、小学校給食の無償化については、そうした状況や今後の収支見通しを踏まえ実施の判断を行ったものです。今後も引き続き、行財政改革に取り組み、財政の健全性を維持しながら、中学校給食の無償化を含め、必要な施策を実施していきます。

 

 

鉛筆小池要望

給食費の無償化は、保護者の経済的負担の軽減だけでなく、義務教育における通常の学校生活において費用がかからないことから、子育てに安心感をもたらし、少子化対策にもつながります。少子化は急務の課題であり、国の動きを待つことなく、本市が積極的に取り組んで頂くようお願いします。

実施には年々多額の財源が必要ですが、未来の世代への投資という点を持ち、大胆な施策を検討すると同時に、行財政改革やDXの一層の推進、効果的な財源確保にも取り組みながら、健全な財政運営を心掛け、必要な施策を進めていただくことを要望します。