一般会計>がん患者補整具購入費助成事業費について

 

鉛筆小池質問

 

決算概要説明書147ページ(10)がん患者補整具購入費助成事業費の補助金460万5,400円についてお伺いします。 

 令和4年度から「枚方市がん患者補整具購入費助成事業」としての補助が開始されました。枚方市には、そんな制度があって羨ましいといった声を多数
頂いており、嬉しく思っているところです。そこで、当該補助金の予算額と
執行率についてお尋ねします。

 

マイク健康づくり・介護予防課長答弁

 「枚方市がん患者補整具購入費助成事業」の令和4年度予算額は546万9,000円であり、執行率は84.2%でございます。

 

鉛筆小池質問執行率が80%を超えているということは、おおむね見込み通りの数ということと理解します。がんと診断された方は、不安や気持ちの落ち込みに加え、治療による外見の変化といった様々なつらさを抱えることになります。この補助金が、そういった方々の支えの一つになっているものと認識しています。そこで、購入の対象品目が「ウィッグや毛付き帽子、その他の帽子」、「乳房補整下着」及び「人工乳房・人工乳頭」ということなので、やはり補助を受けられた方は女性が多いか、また、がんには好発年齢があるかと思いますが、どの年代の方からの申請が多かったのでしょうか、お伺いします。

 

マイク健康づくり・介護予防課長答弁

令和4年度に補助を受けられた方167人のうち、女性は164人、男性は3人となっております。また、補助を受けられた方の年代としましては、50歳代が一番多く、次いで60歳代となっております。

今後も、年齢や性別を問わず、一人でも多くのがん患者の方の不安や気持の落ち込みに対する支えの一つになるよう、当該事業のさらなる周知啓発に努めてまいります。


鉛筆小池要望厚生労働省ではがん予防はもちろん、がんとの共生の項目があり、アピアランスケア、これは外見の変化に起因するがん患者さんの苦痛を、医学的・整容的・心理社会的支援を用いて軽減するケアについて述べられています。
国立がん研究センターでもウィッグの探し方や選び方を解説するアピアランスケアリーフレット「ウィッグを買いたいと思ったら」を新たに作成されています。

当該事業の周知啓発から、補助を受けられる方の支えになることに加え、がんサバイバーのまわりの方々の理解が進むなど、がん対策の啓発のきっかけとなると考えます。自分と自分の周りの大切な人たちのために、がんに対する正しい知識を持ち、生活習慣病の改善や早期発見のために定期的ながん検診の受診など、がん対策の更なる推進につなげて頂くよう要望します。