charset="utf-8">送迎用車両改修支援事業補助金について



鉛筆小池質問

   議案第103号 令和4年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第10号)のうち、議案書59ページの2.私立保育所等経費の(3)保育所等に係るこどもの安心・安全対策事業費のうち、「ア.送迎用車両改修支援事業補助金」437万5千円について、お聞きします。

  これは、令和4年9月に静岡県牧之原市において発生した認定こども園の送迎バスに子どもが置き去りにされ、亡くなるという大変痛ましい事案を受けての対応策だとお聞きしております。初めに、この事業の目的と内容、対象となる施設数及び車両の台数についてお尋ねします。

 

マイク子ども未来部長答弁

この事業は、国においてまとめられたバス送迎に当たっての安全管理の徹底に関する緊急対策の一環として実施するもので、バス送迎時の安全確認におけるヒューマンエラーを補完するものとして、送迎用バスへの安全装置の導入に係る費用を補助するものです。

安全装置を設置する車両の台数は、幼保連携型認定こども園4施設で計18台、認可外保育施設3施設で計7台の合計25台を予定しており、補助基準額17万5千円に導入予定台数を乗じた金額を予算計上しております。

なお、この補助金につきましては、全額国の負担となります。

 

鉛筆小池質問
事業の目的、内容、導入の予定台数や補助基準額については、理解しました。しかしながら、気になる点として、補助基準額が少し低いように感じましたが、どのような安全装置を導入予定なのか、また、少しでも早く実施いただきたいと考えますが、導入予定時期をどのように考えているのかお聞きします。

 

マイク子ども未来部長答弁

各施設において導入される安全装置につきましては、国が定めるガイドラインに適合するもののみが補助対象となることから、一定の機能を有するものと認識しており、エンジン停止後、運転者等が車内を確認した後に、車両後部にある装置を操作する「降車時確認式」、又は、カメラ等のセンサーにより車内に置き去りにされた園児を検知する「自動検知式」のいずれかとなっております。

現在、国において、ガイドラインに適合する装置のリストを公開していますが、事業者からの申請に基づき国が認定したものが随時追加となっているため、安全装置のリストがもう少し充実することが想定される令和5年度早々に導入を開始し、気温が上昇する6月末までには導入を完了するよう各施設に働きかける予定です。

 

鉛筆小池要望
国のガイドラインに適合するものから導入するということですので、装置の機能については安心できますが、リストの充実と初夏で気温が上昇する前までには必ず導入していただくようお願いします。

また、先程のご答弁にありましたが、安全装置はあくまでヒューマンエラーの補完でしかありません。まずは、これらの装置に頼らず、目視でもってしっかりと確認する体制を今一度確立していただくことを前提として、バスには同じ職員が毎回同乗するとは限らないわけですから、これらの装置の使い方をしっかりと全職員に周知していただきたいと思います。

また、このような装置を導入したことを園児や保護者にも周知いただき、安心感をもってもらうとともに、この装置を導入したことによる更なるヒューマンエラーが起こることのないよう装置の活用についても施設内で徹底をお願いしておきます。

運転手や教職員によるチェック体制の強化や事故防止についての教育・研修などを定期的に行うことで意識を高め、最新の事故対策や情報を共有することも大切です。

 

保護者との連携を密にし、保護者にバスの遅延や運行状況を伝える仕組みを導入することで、保護者との信頼関係を構築し、事故の発生を未然に防止できます。

 

安全装置の導入と共に、以上の防止策を継続的に取り組むことが重要であり、事故防止に対する意識を徹底するようお願い致します。