作者 : 松本博文
  発行 : 朝日新聞出版
  2023/6/30  初版
 
 
 
将棋界は盆休みはないのでしょうか?
 
あまり考えたことなかったです。
 
8/11(祝)・12(土)・13(日)は、対局がないようですが、土日は普段でもないですよね。
 
8/14は、竜王戦 挑決第2局
 
8/15・16は、伊藤園お〜いお茶杯王位戦 第4局
 
ほかの棋戦対局も普通に組まれています。
 
offに旅行される先生方には、混み合うお盆はお仕事して、20日前後が良いのかも・・・
25年前のキャンプ場でも お盆とGWだけは予約が必要だったので、わが家は 8/20前後にキャンプしてました。
 
 
棋士の姿を垣間見る『棋承転結』です。
 
<帯>  棋士にとって
 
   将棋とは 家族とは 人生とは。
 
    藤井聡太論 書き下ろし
 
 
<目次>
はじめに
[書き下ろし] 藤井聡太論
[第1局]  渡辺明
[第4局]  中倉彰子
[第5局]  藤森哲也
[第7局]  谷合廣紀
[第12局] 中倉宏美
  ・・・
[第23局] 鎌田美礼
[第24局] 谷川浩司
 
森内俊之・蛸島彰子・木村一基・山口恵梨子・戸辺誠・石田和雄・瀬川晶司・島井沙緒里・上村亘・中村修・藤田麻衣子・羽生善治・斎藤慎太郎・桐谷広人・佐藤天彦・森下卓・飯島栄治
 
 
<はじめに>
 
週刊誌「AERA」の将棋連載「棋承転結」は 2021年4月に始まりました。
 
・・・初回は、渡辺明名人・棋王・王将(当時)にインタビューをお願いしています。
 
以来、第24局の谷川浩司十七世名人に至るまで、24人の棋士・女流棋士の方々に、様々なテーマを4週分にわたって語っていただきました。
 
本書は連載記事をほぼそのまま収録し、「その後」を加えてまとめたものです。 ・・・
 
 
<藤井聡太論>
 
将棋界を深く知る人々に、藤井聡太について尋ねると、決まってみんな笑顔になる。
 
  ・・・
 
藤井は現在、20歳六冠。タイトル戦には13回登場して一度も敗退したことがない。
 
そんな棋士は近年にも、過去にもいない。
 
  ・・・
 
将棋愛好者の一人として、この時代に居合わせたことを、筆者は幸福に思う。
 
<[第5局]  藤森哲也>
 
「解説名人」 藤森哲也五段  ・・・
 
父の保は往年のトップアマ。
 
哲也が生まれる前の1983年、84年には全日本アマチュア名人戦で準優勝 ・・・
 
母は女流棋士の藤森奈津子(女流四段)。
 
奈津子の師匠は大内延介九段。
 
一門に塚田泰明九段、鈴木大介九段、田村康介七段 ・・・
 
「塚田さんに(哲也の)師匠をお願いしました」
 
・・・哲也は現在、父の保、母の奈津子と一緒に地元蒲田で将棋教室を開いている。
 
YouTuber ばかりでなく、映画・本の監修、大盤解説など普及活動 全回転ですね!

 

 

 

 

 

<[第7局]  谷合廣紀>
 
東大出身棋士は現役の院生、エンジニアとの二刀流目指す
 
「いまは博士課程で自動車の自動運転や運転事故防止技術などを研究しています」
 
「・・・楽器を一つぐらい弾けると、音楽に関する知識は増えます。 ピアノができて人生が豊かになったのかもしれません」
 
2016年、22歳の谷合は13歳の藤井聡太と三段リーグで対戦。
 
結果は谷合の完勝。
 
「その一局は終盤に入る前に大差がついて、藤井さんの強さは見えなかったんです ・・・」
 
「『若いヤバいやつが来たな』という印象はありました ・・・」
 
「将棋世界」で連載された「藤井将棋観戦ツアー」をまとめた『AI解析から読み解く 藤井聡太の選択』が出版された。
 

 

 

『花四段といっしょ』の取材協力にも登場しています。

 

 

本書は今の棋士先生方をチェックするには必需品ですね!
 
初耳のお話が満載です。