<帯>こんなおもしろい奴いない 破天荒な棋士の青春期
     麻雀、競馬、パチンコ。 酒にも滅法強い!



 
<序より> ・・・先崎学と林葉直子の二人が 共に暮らした三年間の話である。・・二人が内弟子でいた三年間は、師匠の私はほとんど・・”火宅の人”であった。・・・女房も含めて、 人生の大半を、僅か数年に凝縮した感のある日々であった。 ・・・  (米長邦雄)
 
<本書 書き出し>  「将棋マガジン」に一葉の写真が載った。羽生善治新四段(1985年12月18日)と先崎学初段(中学3年・羽生と同学年)が並んで立っているだけの小さな写真だった。写真には副題がついていた。 <左は元天才?の先崎初段>    クエスションマークがなければ、僕は将棋をやめていただろう。   (四段~五段の棋士として駆け出しのころの執筆)
 
現在、九段。タイトル挑戦なし。
タイトルに手が届かなかったのが不思議な棋士である と思う。
 
先崎九段が、「将棋の神様」に嫌われているとしたら、その理由が本書に詰められている、といっても過言でない。
 
また、昨今の休場の遠因も 本書に見出せるかもしれない。
 
米長先生 曰く 「実名入りで文章を書くにあたっての配慮、常識に難がある。」
 
「中学もろくに行かず、やっと初等教育を終えた」 棋士・先崎の青春自伝エッセイ、初の本。
 
中学さっぼて、何をしていたのでしょう ???
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E5%B4%8E%E5%AD%A6
 
<もくじ>                
おもな登場人物紹介(似顔絵つき)          
米長邦雄            
第1章 駆けぬけた十代            
    一葉の写真            
    汚れなき内弟子時代          
    「イエスタディ・ワンス・モア」をもう1度        
第2章 素顔の棋士たち            
第3章 自戦記、観戦記、奮戦記          
あとがき                
文庫版あとがき              
先チャンのこと   鷺沢 萠          


著者: 先崎 学
1992/2/1  親本初版
1996/5/15  文庫初版