起立性調節障害を発症して6年目
不登校から全日制高校へ進学
A子、高3の二学期です
二学期になって初めて
お弁当を持っていきました
明日は文化祭です
その準備に充てられた今日、
今学期初の6時間目まで
学校に滞在できました
夕方ヘロヘロになって帰宅したA子
「頑張ったね!お疲れ様」
明るく声をかけたけど、
A子の表情は暗い・・・
な、なにがあった?
「担任にさ、
『なんだ、授業が無かったら
6時間目までいれるんやな』
って言われてん
この文化祭を含めた3日間のために
すごく調整してきてるのに、って
ムカついたわ」
「それは酷い!」
A子は不機嫌なまま
お風呂に直行しました
A子がメンタルが弱くて
五月雨登校だと思いこんでいる担任、
(別にA子はそこまで弱メンタルじゃないけど)
なんでそんなこと言うかな
文化祭前で大変忙しいのは
十分承知していますが、
これは担任の記憶が
はっきりしているうちに
白黒つけなければと思い、
A子が風呂に入っている時に
学校に電話しました
担任は
「いや、なんでそういう風に
受け取ってしまうかな
『このところ短時間だけど
毎日登校で頑張ってるし、
今日は6時間の長丁場なので、
体調とか大丈夫?』っていう
感じで声をかけたつもりでした。
修学旅行の後も
体調を崩してしまったし、
心配してというか・・・
いつもと変わらないやり取りで、
そんな責めるような感じで
話したつもりではなかったです」
「娘はこの3日間のために
ずいぶん前から調整してきました。
数少ない高校生活の
思い出のためです。
この後寝込むかもしれませんが、
それも想定内です。
授業がある、ないで
6時間いるとかいないとか
決めているわけではないです。
娘が部屋から出てきたら、
先生に他意があって
おっしゃったわけではないと
いうことを娘に伝えますが、
今ギリギリで頑張っているので
余裕が無い時は
ネガティブに
受け止めてしまうのです」
「言い方が悪かったです。
本当に申し訳ありません。
明日A子さんと話をします」
本当は、思ってるんでしょ
授業が無いときは
学校に長くいられるんだなって
でもね、これを言ったらおしまいです
クレームは逃げ道をふさいでしまうと
開き直られてしまいます
私がイニシアチブをとります
「そうそう、一学期の成績表、
訂正があるということでしたが、
まだいただいていませんよね。
国語演習の一学期の得点ミスも
訂正されたましたか?
8月30日の模試、
国語の方はまだ
返却いただいて
いないようですし・・・」
「そうでした
いろいろと立て込んでいて・・・
確認させていただきます」
「もうひとつ、
卒業アルバムの写真ですが、
クラス写真は先日撮影されたようですが、
個人写真の撮影はいつ頃ですか?」
(担任はA子にクラス写真撮影日の連絡をしていなかった)
「それは・・・冬服になってからですね」
「わかりました。
スケジュールが決まったら
前もって教えていただけると助かります」
今度は絶対に連絡を忘れるなよ
あんた、ほったらかしにしてるけど、
こっちはちゃんと覚えてるで
ということをしっかりとお伝えして
電話を切りました
風呂からあがってきたA子に
電話でのことを話しました
「部屋から出てきたら・・・って
部屋って風呂じゃん
一風呂浴びてます~とは
言えないよね」
「浴室も部屋じゃん、
嘘は言ってないよ」