彼が元気が無かったので、どうしても抱きしめてあげたかった。

日曜日に夕方別れてから、逢いたくて仕方なかった。

私が逢いに行くと、かえって、睡眠時間が短くなって、疲れちゃうかなとも

思ったけど・・・

でも、どうしても抱きしめてあげたかった。

居ても立ってもおれない気分だった。

どうしてかわからないけど、その自分の気持に正直になろうと思った。


21時30分に彼から 『今、お仕事終わりました。』ってメールが着た。

『1時間で帰るから、今から行ってもいい?』とメールした。

『いいよ!』って返事が着た。

その、いいよの後の『!』 に励まされて、タクシーに乗った。


彼の家に着いたら、すぐにソファに座っていた彼の後ろから、抱きしめた。

「元気なかったから、こうしたかったよ・・・」 って言うと、

「そんなことないよ。元気だよ。」 って言ってたけど、彼の頬はげっそりしてて、

顔が小さくなってた。


しばらく、じっと後ろから抱きしめてた。

元気が出るように、とっておきの浜田省吾のDVDを持って行って、一緒に観た。

彼の頭を私の胸の上に抱き締めながら、彼の頭をずっと撫でてた。

それから、何度も何度もキスをした。

1時間はすぐに過ぎていった。


23時30分に

「もう、寝ないとね・・・」

「送っていこうか?」

「疲れてるから、タクシーで帰るよ。」


玄関まで送ってくれた彼ともう一度何度も何度も抱きしめ合う。

「大好きよ・・・」と私が言うと、

彼が私の耳元で小さく、「好きだよ・・・」と囁く。


私はあったかい気持ちのまま、タクシーに乗る。