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赤ちゃん連れ旅行記

娘が生後2ヶ月の時から、毎月一緒に旅行しています。
キッズ連れ旅行についてのサイトや本は多いものの、ベビー連れ旅行についての情報はとても少ないのです。
でもベビー連れ旅行に行きたいと密かに考えてる方もいるのでは。
だから、いつか、誰かの参考になれば☆

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34歳1児の母、娘のエマニエルは現在9ヶ月。
結婚,妊娠前から旅行大好き!な私が、突然やってきた産後うつを乗り越え、エマニエルが生後2ヶ月の頃から、毎月一緒に旅行に出掛けています。
これは、私とエマニエルの、ちっぽけな旅行記です。

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旅行記を書くまでに、なぜ赤ちゃんを連れて旅行に行こうと思ったのか、を書きたいので、今回も旅行記ではなく、それ以前のお話です。





小さな小さなエマニエルが産まれて、家族3人での生活が始まりました。
主人はヘルニアの手術をしたばかりなので、1ヶ月は仕事をお休みして自宅療養です。
私もまだ産後の痛みがあちこちに残っており、夫婦揃ってリハビリ期間となっていました。
リハビリ期間とは言え、1ヶ月間だけでもずっと夫と二人で娘のお世話が出来るなんて、幸せ者だと思いました。
そして1ヶ月後には主人は仕事復帰し、私は自宅で仕事を開始する、その束の間の家族の時間。そのはずでした。
(私の会社は小さな会社なので、産休育休中と言えども、自宅で出来る事は引き続きやりたかったので、自宅でパソコンを使った業務をしていました)

エマニエルは産院にいる時からよく眠る子で、自宅に帰ってからもずーっと寝ていました。
本調子ではない夫婦にとって、よく眠るエマニエルは天使のようでした。


自宅での家族3人の生活を始めて1週間が経った頃、主人が仕事場の様子を見に、車で出掛けました。
その間、私とエマニエルは二人でお留守番。
地味に、自宅で二人きりになったのは、これが初めて☆ドキドキ


でもその間も基本寝ていたので、特に何も起こらず。

数時間後、玄関から主人が帰ってきた音がしました。
でもなかなか部屋に入ってこない。
どうしたのかな?と思い、玄関に行ってみると…
壁にもたれ、身動き出来ず、顔をしかめた主人の姿がありました。
何が起こったのかすぐに分かりました。

ヘルニア再発です。

すぐに入院していた病院に電話をして、状況を伝えました。
いつ来ても良いと言われ、すぐに病院へ向かわせました。
(エマニエルはまだ生後2週間なので連れていくことは出来ず、主人ひとりで病院へ)

検査の結果、やはりヘルニアが再発していました。
最初の入院の時よりはまだ痛みは少なく、時間をかければ立ったり歩いたりすることは出来るようでした。

主治医によると、術後2週間で再発するのは極めて珍しい、と。



でしょうね。



私はどうしても主治医の話を直接聞きたかったので、主人の母にエマニエルを見ててもらい、病院へ向かいました。

そして主人と主治医と3人で、現在の状況や2度目のヘルニア手術について話し合いました。
2度目の手術となると、リスクも上がる事、後遺症や最悪の話もされました。
それでも主人が手術を希望したため、2度目のヘルニア手術が決定しました。

後遺症が残ったらどうしよう。
車椅子生活になってしまったら。
またすぐに再発してしまったら。
この先、主人は前みたいに働けるのか。
いつになったら平穏な生活に戻るの。
最悪は、私が主人と娘を養っていくのか。

考え出したらキリがありません。
もう、先生と神様を信じるしかないのです。

主人が再入院してから、私とエマニエル2人きりの生活が始まりました。
この頃から、エマニエルの様子に変化が表れました。
あんなによく眠る子だったのに、毎日泣いてばかり。
おっぱい、オムツ、室温…思い付く事は全てやったつもりでも、何をしても泣いてばかり。
やっと寝たと思っても、ちょっとした物音で目を覚まし、ギャンギャン泣き続ける。

主人の事で頭も心もグルグル。
いつまで経っても回復しない私の体。
やらなきゃならない仕事もある。

不安でいっぱいの中、よく泣くエマニエルとの2人きりの生活は、いつもポジティブな私をどんどん追い詰めて行きました。

いつものストレス解消は、友達とカラオケに行ったり、美味しい物を食べに行ったり、行きつけのカフェでのんびりしたりだったので、外に出られずエマニエルと2人きりの自宅では、どう解消すれば良いのか分かりませんでした。

幸い、主人の2度目のヘルニア手術も成功し、主人は病室から毎日私に電話をかけて、エマニエルの様子を気にするまで元気になりました。

そして退院し、自宅へ戻って来ました。
ホッとしました。

でも安心は出来ない。
いつまた再発するか分からない。

主人のちょっとした声(体を伸ばす時に出るア~と言う声など)にも敏感になり、痛い?!と毎日聞いていました。
だからエマニエルが泣いても、真っ先に私が駆けつけ、主人には抱っこをさせないようにしました。
お風呂も、ミルクも、オムツも、抱っこも、着替えも、夜泣きも、全部全部主人より先に。
だから、エマニエルのちょっとした声にも敏感になっていきました。

そんな張りつめた生活を送っていた時、市の新生児訪問で、役所の保健師さんが話を聞きに来ました。

「全て問題ありません、楽しくやってます」

と、うわべだけの会話をしていたのですが、世間話の中で、主人の2度の手術の話になり

「お父さん、大変でしたね。そしてお母さん、全部一人で…よく頑張りましたね」

そう言われた途端、訳も分からず涙がこぼれ、声を出して泣いてしまったのです。
保健師さんも主人も、さっきまで笑って話をしていた私が突然豹変したもんで、びっくりして言葉を失い、私の泣き声だけが響き渡る時間流れました。

そして
「お母さん、心配だからまた来週来ますね、たぶん産後うつだね」
と言われました。

産後うつ…
産後うつ…
産後うつ…

えーー!!わたしが?!?!


保健師さんが帰った後、主人と話をしました。
涙をポロポロこぼしながら、ヒクヒクしながら、想いを伝えました。

いつも笑顔で「大丈夫大丈夫!任せとけぃ!」と言っていたけど、本当は辛かった事。
主人の事が心配で心配で、またいつ再発するか分からない、とビクビクしている事。
エマニエルの事が可愛くて仕方ないのに、なんだか疲れて来ちゃった事。
やると言ったからには仕事もやらなきゃならないという責任感。

いっぱい泣いて、二人で話して、二人で乗り越えようと決めました。



エマニエルの1ヶ月健診も終わったので、それから毎日、主人が私とエマニエルをスーパーやショッピングセンターに連れ出しました。
家にばかりいると私がもっとダメになる、と主人なりに考えてくれたのだと思います。
でも私は、何をしてもどこに居ても楽しいと思えず、食欲もなく、テレビを見ていても内容が頭に入ってこない、そんな日々が続きました。
産後1ヶ月の間に、14キロ痩せましたからね。



こんなの私じゃない。



でも、どうにも出来ないのです。
此の期に及んで、周りに心配かけくないからと、治ったふりをして、笑って過ごしました。
でも多分主人には全てお見通しで、それでも何も言わずに、普通に接してくれました。
そのうちに、エマニエルもだんだん泣かずに過ごせる時間が増えてきました。
目が見えるようになり、少しですが、テレビやメリーを眺めて機嫌良く過ごせる時間が増えました。
私も前みたいに、心から笑う事も少しずつですが、出来るようになってきました。
それに気付いたのは、主人とテレビでバラエティー番組を見ていた時、自分が声を出して笑った事に気付いたからです。
それまでは、何気ない、普通の事が、出来ていなかったんですね。


私のそんな様子を見て、主人も少し安心したのでしょう。
腰の調子も良かったので、仕事復帰をすることに決めました。
ある日の夜、ふと暇な時間があり、紙とボールペンを持ち、今一番何をしたいのかを書き出してみようと思いました。

・ラーメンを食べに行く
・マッサージに行く
・まつエクを付ける
・ダイビングをする
・旅行に行く
他にもたくさん、小さいことから無謀な事まで30個くらい書いたと思います。

そして両親や主人の助けを借りて、出来そうな事からやっていこうと決めました。
ラーメン、マッサージあたりは、ソッコー実行出来ましたね。
1つクリアするごとに私の気持ちがスーッと晴れていき、ちょっとした冗談を言えるまで明るい自分を取り戻していくのを実感しました。


そして難関である「旅行に行く」を妄想し始めました。
ネットで検索したり、本屋で参考になりそうなものを探したり。
だけど本屋では赤ちゃん連れ旅行についての本は見当たらず(キッズ連れはあるのですが)、ネットでも見つからないどころか、赤ちゃん連れ旅行についての批判が多く見受けられました。

それは分かる。
だってエマニエルはまだ生後2ヶ月だもの。


でも、行きたいものは行きたい。
私はいつも、人の意見は参考にはするけど、最終的に責任を持つのは自分なのだから、自分を信じる!という考えの持ち主です。

そして主人に相談したのです。
すぐに結論は出ました。


「とりあえず1泊2日くらいで温泉に行ってみよう」


行くと決めたら善は急げ!
すぐにネットで温泉宿を探しました。

赤ちゃん連れだと、どんなホテルが良いんだろう?
どんな部屋が良いんだろう?
何を持っていけば良いんだろう?

ハテナばかりの始まりでした。







っと、旅行記に入る前に、長々と旅行を決めるまでのお話をさせていただきました。

次回からようやく旅行記に入ります。
まずは、生後2ヶ月のエマニエルを連れての1泊2日温泉旅行から始めます。